この恋、永遠に。
シャワーを浴びて身支度を整えてから、私はリビングに戻った。
彼が用意してくれた服はとても肌触りがよく素敵だった。そして何よりサイズが私にぴったりだ。
サーモンピンクのベルベット素材のワンピースはマーメイドラインで甘すぎず、裾部分に少しフレアが入っている。大人可愛いといった印象だ。
今までこういった服は着たことがなかったが、意外にも似合っていて自分でも驚く。
リビングに行くと、本宮さんはソファに座り分厚い書類をめくっていた。スラックスにシャツといういたってシンプルな服装だったが、彼が着るととても洗練されて見える。
仕立てのいい服を着ているからというのもあるだろうが、それよりも彼の端正な顔立ちとスマートな身のこなしがそれを際立たせているのだろう。
「あの、シャワー、ありがとうございました。それとこの服も……」
真剣に書類に目を通す本宮さんにおずおずと声を掛けると、彼ははっとしてこちらを振り向いた。
私の姿を見とめた瞬間、その顔を柔和に崩す。
「ああ、思ったとおり。とてもよく似合っている」
ストレートに褒められ、私は気恥ずかしくなった。外見を褒められることには慣れていない。
手にしていた書類をA4サイズの封筒に戻した本宮さんは、ソファから立ち上がり私を手招きした。その手には私のバッグが握られている。
「はい、これ」
「ありがとうございます」
渡されたバッグをお礼を言って受け取った。無難なアイボリー色のバッグはこの服でも違和感がなくほっとする。
私はテーブルの上に無造作に置かれた封筒を眺め、心配になった。さっき起きたときも、彼は書斎らしき部屋で仕事をしていた。この封筒の中身も仕事関係のものに違いない。
きっと、一流企業の跡取りで専務の彼は、私の想像が及ばないくらい忙しいだろう。今、この瞬間も私のことで時間を割いてもらっていいのか、不安になってしまう。
「あの、本宮さん……」
「うん?」
「…もしかして、ものすごくお忙しいのではないですか?」
私の心配を察したのだろう。「ああ、これ?」とテーブルの上の書類に目を落とした彼は、すぐに口元を綻ばせた。
「…そうだね。忙しくない、と言ったら嘘になるけれど」
「それじゃあ」
「でも」
本宮さんが私の腕を掴み、その手を少し引いた。突然のことで私の体は素直に彼の方へと引き寄せられる。気づけば私は彼の腕の中にいた。
途端に彼の清涼感のある香りが鼻腔をくすぐり、私の鼓動が速まっていく。
「どんなに忙しくても君との時間は作れるよ」
彼が用意してくれた服はとても肌触りがよく素敵だった。そして何よりサイズが私にぴったりだ。
サーモンピンクのベルベット素材のワンピースはマーメイドラインで甘すぎず、裾部分に少しフレアが入っている。大人可愛いといった印象だ。
今までこういった服は着たことがなかったが、意外にも似合っていて自分でも驚く。
リビングに行くと、本宮さんはソファに座り分厚い書類をめくっていた。スラックスにシャツといういたってシンプルな服装だったが、彼が着るととても洗練されて見える。
仕立てのいい服を着ているからというのもあるだろうが、それよりも彼の端正な顔立ちとスマートな身のこなしがそれを際立たせているのだろう。
「あの、シャワー、ありがとうございました。それとこの服も……」
真剣に書類に目を通す本宮さんにおずおずと声を掛けると、彼ははっとしてこちらを振り向いた。
私の姿を見とめた瞬間、その顔を柔和に崩す。
「ああ、思ったとおり。とてもよく似合っている」
ストレートに褒められ、私は気恥ずかしくなった。外見を褒められることには慣れていない。
手にしていた書類をA4サイズの封筒に戻した本宮さんは、ソファから立ち上がり私を手招きした。その手には私のバッグが握られている。
「はい、これ」
「ありがとうございます」
渡されたバッグをお礼を言って受け取った。無難なアイボリー色のバッグはこの服でも違和感がなくほっとする。
私はテーブルの上に無造作に置かれた封筒を眺め、心配になった。さっき起きたときも、彼は書斎らしき部屋で仕事をしていた。この封筒の中身も仕事関係のものに違いない。
きっと、一流企業の跡取りで専務の彼は、私の想像が及ばないくらい忙しいだろう。今、この瞬間も私のことで時間を割いてもらっていいのか、不安になってしまう。
「あの、本宮さん……」
「うん?」
「…もしかして、ものすごくお忙しいのではないですか?」
私の心配を察したのだろう。「ああ、これ?」とテーブルの上の書類に目を落とした彼は、すぐに口元を綻ばせた。
「…そうだね。忙しくない、と言ったら嘘になるけれど」
「それじゃあ」
「でも」
本宮さんが私の腕を掴み、その手を少し引いた。突然のことで私の体は素直に彼の方へと引き寄せられる。気づけば私は彼の腕の中にいた。
途端に彼の清涼感のある香りが鼻腔をくすぐり、私の鼓動が速まっていく。
「どんなに忙しくても君との時間は作れるよ」