能力家兄妹!
「そっか、大事なんだね。」

美帰はそう言ってにっこり笑った。



私のセルフバティは二年ほど前に壊れてしまった。

壊れてしまったセルフバティは取り替えるのが普通。

でも私は取り替えなかった



母からもらった大事なもの。
私は、能力や機能が進化して、いつかこのセルフバティが修理できることを待っていた。



ーーーーーーーばぁーん……

その時、鋭い音が店内に響き渡った。


ーーバン!バン!バン!



銃のような音が三連発…。

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