歌姫の君に恋をした。
第三話

「悩み」美春Side

輝夜君と気持ちが繋がった。
ただ私には悩みがある。
それは…過去の記憶が消えていくこと…。


「美春…?」


そうやって心配そうに話しかけて来てくれる君の姿も…いつかは忘れてしまうのだろう…。


「ねえ、輝夜君。私の存在価値ってなんだろうね」


付き合って早々こんな事いう私は最低なのかもしれない。


「存在価値とかどうでもいいだろ。
お前は俺だけを見てればそれでいい」


そういった君の言葉を信じてもいいですか?
君との思い出は…消したくないよ…。


「俺はどんな美春でも大好きだから」


そういって輝夜は美春を抱きしめた。
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