Not to memories
。。。

「ゆなが俺との時間を過去にしたとしてもいい。これから過去にさせないから。」

涙が止まらない。。なんで。。。どーして。。
もうだめだ。。溢れ出てくる。。いろいろな記憶が。。

必死に隠してたのに。。。

「泣き虫」

まさとは私を抱きしめて頭を優しく撫でている。。。ちゃんと向き合わなくてはいけない。私もちゃんと。
まさとの胸を押し、抱かれていた体を離し、まさとの顔をしっかりと見た。

「ごめん泣いてて。。」

「さっき教室で、俺の話聞いてた?」

「やり残したこと?」

「ずっと後悔してた。。あの時ちゃんと俺の気持ちを伝えてればもっと違う2年間になってたはずだって。だから今言わせて欲しい。
。。
ゆなのことが大好きだ。今思えば、ゆなを見かけた時からもう好きになってた。
だから、、」

「ごめん」

「え、なっなにがごめんなんだよ?」

。。。続く言葉を遮りたかった。。。怖い。
聞きたくない。。
それでも私は無理だから。。

「。。。俺は男だよ?ゆなが嫌いな。だから好きだって気持ち言えなかった。ゆなにとったら俺、汚らわしい男だしな。。でも俺は女だからって誰でもいいわけじゃない。それにゆなが女だから好きなわけじゃない。男だから女だから、そんなんじゃない。ゆなだから好きなんだ。ゆなとずっとそばにいたい。ただそれだけだから。」


。。。そうだね。私がこだわってた核心にまさとは突っついてきた。。。前から変わらない。。私が考えてることすぐ察してまっすぐに突進してきて。。。考えさせられる。
男とか女とかそんなことにこだわってる私って本当に馬鹿で最低だ。

「さっきの。。まさとのこと過去にも思い出にもできなかった。
思い出すと怖いから。寂しさや悲しみやいろんなものが溢れ出てきちゃいそうで。
だからいっそなかった事にしたかった。
でもそれもできなくて、頭の奥底のタンスの引き出しにそっとしまっておいた。
たまにね、あの場所に隠してあるって思うの。でも開けたらもう私でいられなくなるって怖くて開けられずにいた。
だから2年間考えないように、タンスのことも思い出す暇がないぐらい、大学生活ずっと忙しくしてた。
でも今日、まさとを見たら勝手にタンスの引き出しが勝手に開いていろんなものが溢れ出てきちゃって。。。

あの時と何も変わらないまさとで。。。

私。。。」
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