あなたの優しさが…
おばぁちゃんの家に来て3日目
昼過ぎにインターホンが鳴った
もしかしたら雅樹…
おばぁちゃんは、大丈夫だよっと
私を自分の部屋に居なさいと玄関へ行った。
玄関の声が、はっきり聞こえない。
けど、女の人と男の人の声
静かに話している
話し声が聞こえなくなり、ホッとしたのもつかの間
おばぁちゃんが私に話しかけてきた
『美咲ちゃん…お客さんだよ』
「だ…だれ?」
『桐生さん…桐生ゆかりさん』
ゆかりさん?どうして…
『あの人にあった方がいい。絶対味方になってくれる人だから…』
おばぁちゃんは玄関先で話した、ゆかりさんの目が真剣だという。
そして、私の身体のことに気が付いている…と。
「わ、わかった…」
そう言い、玄関先ではなく
居間に連れてこられた。