あなたの優しさが…

「樹さん、ゆかりさん
今日からお世話になります」

そう言い頭を下げた。


うんうんとご機嫌な樹さん。

『今日から美咲ちゃんと住めるわ』

ご機嫌なゆかりさん。



チッと舌打ちをして不機嫌な雅樹


それを微笑ましく見ている大東さん。



また、後でっと、私たちの部屋に行った。


雅樹は相変わらず不機嫌。

ソファに座ってため息。



「雅樹…ありがとう」


何がだと不機嫌な言葉が返ってくる。


「雅樹に出会わなかったら、私は今でも孤独で暗闇で生きていたと思う…」

「だから今度は私の番」


キョトンとして、私を見ている

「雅樹は私が幸せにします
私に雅樹の全てを下さい」

そう言いきると、


ゲラゲラ笑いだした。


「えーっ!真剣に言ってるのにー」

ちょっと怒って言うと

悪い悪いと私を抱きしめ


『美咲は可愛い嫁さんになるな。』


そう言うと、私に甘いキスをした。
< 96 / 130 >

この作品をシェア

pagetop