初めてを君と。
「何なにー?何の話??」

茜が、トレイにジュースとシュークリームを乗せて部屋に入ってきた。

「私がメイク苦手だから、恵理がやってくれることになったんだよ。」

「そーなん!今日は初デートやからなぁ。おもいっきり、可愛くしてもらわないとね!!!!!」

「クレアはもともとの肌が透き通るような白さだからファンデーションはいらないし、本当に羨ましい!!!!!」

恵理の言葉に茜と咲が頷いている。

恵理にメイクをしてもらいながら、鏡で自分の姿を見る
恵理のメイクの手つきは本当に上手で、
ラインもいつもの何倍も綺麗にひいてもらった。

一時間くらいで、メイクもヘアアレンジも終わり、いつもと全然違う自分に鏡を見て驚いた。
恵理の器用さには本当に尊敬する!

「うぁー!恵理、ありがとう!!!!!
こんなに、変わるんだね!」

私は嬉しくて満面の笑みで恵理を見たら、
恵理は照れ臭そうにしていた。

「クレア、めっちゃ似合う!
これであの綺麗な浴衣着たらバッチリやな。
じゃあ、もう浴衣きよっか!写真も撮りたいしね。」

茜がお母さんを、呼びにリビングに行った。




< 114 / 152 >

この作品をシェア

pagetop