初めてを君と。
草履を履いて、玄関にある姿見で全身をチェックした。
いつもとは全く違う自分がそこにいる。

玄関を出ると、ドキドキしながら駅に向かった


途中の時計台で咲と恵理と分かれ、

私たちは改札の前に向かった。
遠くからでも分かる、晴輝くんと蒼太くんが既に待っていた。

「ごめん、おまたせ!」
茜が二人に声をかけた。

「おぉ、二人とも似合うやん。」

蒼太くんが茜の姿をマジマジと見つめて、少しも照れながら言った。
そんな姿が可愛くて、つい笑ってしまった。

「じゃあ、俺らは先いくな。」

「クレアまた、明日ね!!!!!」

二人は改札口を抜けてホームへとむかった。


「俺らもいこっか。」

晴輝くんはこちらを少しも見ずに先に歩いて行ってしまった。
私も慌てて後を追うように歩いた。
晴輝くんは私よりも20センチ近く背が高いから歩幅も大きい。
着なれない浴衣と草履で中々隣を歩くことができないくて、私は小走り状態になっていた。


「晴輝くん、晴輝くん待って!」
私は思わず大きな声で呼んだ。

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