初めてを君と。
「あかんかったわ。フラれた。」

ポツリと呟いた。


うそ……

フラれたの???

私は何も言えずに、ただ晴輝くんを見つめた。

何か、こう言うときに気のきいた言葉をかけれたらいいのに…
さっきのみんなみたいに、励ませられたらいいのに……

でも、晴輝くんの切ない表情を見たら何も言えなかった。。。


「ちょ、何で?何でくーちゃんが泣くん!!!!!」

「え??あ、本当だ。。ごめん。おかしいね」

私は慌ててタオルで涙を拭いた

「くーちゃんは、優しいな。俺の為に泣いてくれたんやろ?俺、何でかな。全然泣かれへんくて。気いついたらここに向かってた。」

「晴輝くん、無理してない?」

「?無理なんてしてへんよ。ホンマ不思議。
高校の時から片思いしてんのに、悲しくないねんな。何かスッキリしたっていうか…」

そう言ってさっきとは違う笑みを私に向けた

「そっか。
何か、ゴメンね。私、何も言えなくて…」

「ええねんって。俺が勝手にくーちゃんならまだいてると思って来ただけやねんから。」


……………それ、どういう意味??
勘違いしてしまうよ…

少しでも私に会いたいって思ってくれたの?

期待しちゃう…

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