年下ワンコとオオカミ男~後悔しない、恋のために~
「え、ちょ、えっ」
引っ張られると思っていなかっただろう大輔くんは、バランスを崩して私の上に倒れ込んできた。
私を押しつぶすまいと、膝をついて慌てて体を起こそうとする彼の首に、腕を回して引き寄せる。
「沙羽さんっ?」
「好き」
言いたい、伝えたい。私の中で育ったこの気持ち。
「私、大輔くんが好き」
ぎゅうっと抱きつく腕に力をこめて、彼の香りを吸い込んだ。