年下ワンコとオオカミ男~後悔しない、恋のために~
その日は平日にしては珍しく、朝から予約がいっぱいでずっとお客さんが途切れなかった。
カラーにも入れない新人は、ひたすらシャンプーし続ける。お湯が滲みるのをただただ我慢して、一人終わってもまたその次、シャンプー台から離れられない。
今日何人目のシャンプーか、手の痛みなんか麻痺してきた頃、フロントで何かもめている気配が伝わってきた。
途切れ途切れに聞こえてくる声は、多分常連さんのもの。
いつも不機嫌顔で、タケさん以外のスタッフとはほとんど会話も交わさない、ちょっと扱いにくい人だった。この前予約の電話を取ったけど、話し方がいちいち高圧的で、俺は苦手だ。タケさん、よくあの人と普通に話せるよなあ。
そう思ったところで、あれ、と思った。予約は確か、来週だったはず。
電話の内容を思い返してみて、どんどん嫌な予感がしてきた。俺、きちんと日付を繰り返して確認したっけ。十七日、って聞いて、全然空いてる、と思ってすぐに予約を取ってしまった気がする。でもって今日は十一日。
カラーにも入れない新人は、ひたすらシャンプーし続ける。お湯が滲みるのをただただ我慢して、一人終わってもまたその次、シャンプー台から離れられない。
今日何人目のシャンプーか、手の痛みなんか麻痺してきた頃、フロントで何かもめている気配が伝わってきた。
途切れ途切れに聞こえてくる声は、多分常連さんのもの。
いつも不機嫌顔で、タケさん以外のスタッフとはほとんど会話も交わさない、ちょっと扱いにくい人だった。この前予約の電話を取ったけど、話し方がいちいち高圧的で、俺は苦手だ。タケさん、よくあの人と普通に話せるよなあ。
そう思ったところで、あれ、と思った。予約は確か、来週だったはず。
電話の内容を思い返してみて、どんどん嫌な予感がしてきた。俺、きちんと日付を繰り返して確認したっけ。十七日、って聞いて、全然空いてる、と思ってすぐに予約を取ってしまった気がする。でもって今日は十一日。