年下ワンコとオオカミ男~後悔しない、恋のために~
「あのさ、実は……」
シラフじゃ話せないと私だけ酒を注文しながら、三日前の出来事を語って聞かせる。
髪を乾かしてもらって、次の日の朝、下着姿で目覚めたところまで話が進んだところで、瑞香が耐え切れないというように叫んだ。
「つまりあんた、フラれたその日に八歳年下の美容師と寝たってことっ?」
「ちょっと声でかいよ!」
一瞬店内の視線がこちらに集まったような気がして、慌てて瑞香の口を抑える。
「寝たかどうかはわかんないよ、未遂だったかもしれないし」
「でもあんた服脱いでたんでしょうが」
「下着はつけてた、下着は」
声をひそめたやり取りに、瑞香の眉もひそめられる。