年下ワンコとオオカミ男~後悔しない、恋のために~
それから大輔くんが辻井さんにどんな髪型を目指すのか説明して、次々にハサミを入れていった。
後ろから見守る辻井さんが時折言葉を挟んで、大輔くんが真剣にそれを聞きながら、それでも交代したりはせず、大輔くんが一人で切り進めていく。
素人目から見ればお金を取ってもまったく問題ないような手つきに見えるけど、やっぱり仕上がりを見たら違うんだろうか。
鏡越しに大輔くんと辻井さんが真剣に私の髪に向かっているのを見ていると、なんだか贅沢な気分になる。
モデル系美形の辻井さんと、わんこ属性弟風味の可愛い大輔くん、二人が並んでいるのは大変な目の保養になって、この二人に会うためだけに通う人も相当いるんじゃないだろうか、と思う。
これで髪も綺麗にしてもらえるんだから、下手なホストクラブに通うよりよっぽどいい。
「沙羽さん、前髪ってなんかこだわりあります?」
大輔くんが鏡に映る私の顔をじっと見ながら、前髪の部分を額に当てたり離したりしながら訊いてくる。前髪もずっと伸ばしていて、センターパートと言うのか、真ん中で分けて後ろに流してあった。
ない、と答えると、ちょっと上目がちというか、子供が何かをおねだりするような目で私に言った。
「じゃあ、作ってもいいですか?」
「いいよ。好きにして」
よっしゃ、と小さく呟いて、前に回ってくる。何が嬉しいのかわかんないけど、やたらといい笑顔だった。
後ろから見守る辻井さんが時折言葉を挟んで、大輔くんが真剣にそれを聞きながら、それでも交代したりはせず、大輔くんが一人で切り進めていく。
素人目から見ればお金を取ってもまったく問題ないような手つきに見えるけど、やっぱり仕上がりを見たら違うんだろうか。
鏡越しに大輔くんと辻井さんが真剣に私の髪に向かっているのを見ていると、なんだか贅沢な気分になる。
モデル系美形の辻井さんと、わんこ属性弟風味の可愛い大輔くん、二人が並んでいるのは大変な目の保養になって、この二人に会うためだけに通う人も相当いるんじゃないだろうか、と思う。
これで髪も綺麗にしてもらえるんだから、下手なホストクラブに通うよりよっぽどいい。
「沙羽さん、前髪ってなんかこだわりあります?」
大輔くんが鏡に映る私の顔をじっと見ながら、前髪の部分を額に当てたり離したりしながら訊いてくる。前髪もずっと伸ばしていて、センターパートと言うのか、真ん中で分けて後ろに流してあった。
ない、と答えると、ちょっと上目がちというか、子供が何かをおねだりするような目で私に言った。
「じゃあ、作ってもいいですか?」
「いいよ。好きにして」
よっしゃ、と小さく呟いて、前に回ってくる。何が嬉しいのかわかんないけど、やたらといい笑顔だった。