すべてはあなたから教わりました。
それにしても、桜田がああやって、彼女を守ろうとするなんて、意外。


遥香のこと、興味ないとか言ってたくせに、結局ありありじゃない。




「もう、大丈夫だよ。」
私は掃除の続きをした。



掃除の時間が終わる頃、
遥香だけ帰ってきた。



それと同時に、みんなは一斉に彼女を見た。


泣いていた。




どうして、桜田と一緒にいたのに、泣いてるんだろう。
やっぱり私が悪いのかな。


「遥香?」
私は声をかけた。


「…」
何も返事が返ってこない。


「大丈夫?私、悪いことしたかな。ごめんね。」
時々嫌になることもあるけど、遥香は大事な親友だもん。
たとえ、みんなが嫌いだと言ったとしても。



「ううん。私が悪いの。ごめんね。」
遥香は涙を流しながら、笑顔で言った。

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