すべてはあなたから教わりました。
やっぱり私は遥香からも優等生だと思われてるのか。
私だって、サボることくらいあるのに。

なんて、変な弁解。

『明日は行くから!』
『うん!また明日ね。』

遥香とやり取りを終えてから、
ベッドに横たわった。

眠気が襲ってきた時、電話が。


「もしもし。」
涼のくすぐったい甘くて低い声が聞こえてきた。

「もしもし?涼。」
「どうした?寂しい?」

正直寂しいとは思わない。
だって、さっきまで遥香とラインしてたから。

「寂しいよ。」
涼を悲しませないために、ちょっと優しい嘘をついた。

寂しい。よりも、恋しい。


「俺な、小さい頃にはもう親が死んじまって。ずっと1人だったんだ。」

急に冷静に話し出した。



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