ギャルがゲーマーやってちゃダメですか?
「水野!!!」
「はいーっ!?!?」
微かだった声が大きな声に変わってハッキリと聞こえた。
和哉だ。浴室から私を呼んでいた。
いきなり名を呼ばれ、驚き肩がすくんだ。声が裏返ったじゃないか。
「わりぃんだけどさー、僕の部屋のテーブルに剃刀あったと思うんだけど、持ってきてくんね?」
「えっ、剃刀? 」
テーブルの上に目を向けてみるも、物が散乱し過ぎて分からない。 どこにそんなものあるんだ。
でも使えない奴だと思われるのは嫌だ。焦燥感に駆られながらも必死に探す。
すると、案外簡単な場所に剃刀が置かれていた。焦りすぎて目の前にあるものが見えていなかったようだ。
「あ、あった!」
...待って、これを浴室にいる和哉に手渡すの?