ギャルがゲーマーやってちゃダメですか?
和哉がお風呂から上がるのを大人しく待つ。
防水携帯なのだろうか。浴室の方から爆音でV系の曲が流れているのが聞こえる。
一般的に考えれば、一応は客である私がいるのだから気を遣って早く出ようとするだろう。
「のんびりしてんじゃねーよ!」という思いがないと言えば嘘になるが、いちいちそんなことを気にしていたら和哉と付き合っていくのは無理だ。
私と和哉の間柄だからこそ。
いや、私自らそういう性格をした人間と関わっているんだ。私の居場所がそこにあるから。私を受け入れてくれる人達がそういう人間だから。
そんな人に少し振り回されるくらいならと、ぞんざいに扱われることを許してしまうが故に仕方がないことなのだ。
「...み......の...!」
思い耽っていると、微かに誰かの声が聞こえた。