あなたの一番大切な人(1)
隊長は相手の子供じみた行動に呆れながら、コップに水を汲んで渡した。
それを受け取ると、彼は胸をたたきながら一気に飲み干した。
のどにつっかえかけていた卵の黄身がすっと胃袋に落ちたのがわかった。
ミッドレーは大きく息を吐きながらコップを元気よく机に置くと、満面の笑みで答えた。
「彼女はクロです。麻薬常習犯ですよ。」
その30分後に、彼らは国王陛下のもとに行き、とりあえずの現況報告を手短に行った。
隊長は国王がシャワー室から出てくるのを腕を組みながら待っていたが、さきほどのミッドレーの報告を受けて新たな策を練っていた。
今回取り逃がした、麻薬の密売人を突き止めなければ、ほとぼりが冷めたころに同じようなことが繰り返されるはずだった。
麻薬は、国の根を腐らせるほどの威力がある代物だ。
その蜜の味を知ったものは、どんな手を使ってでも再び繰り返そうとする。
そして中毒者はネズミ講のように無限に増えていくだろう。
大部分の国民が麻薬にはまってしまうと、それを求めての争いも常習化するうえ、被害妄想が膨らむことで国王を含めた王家全般に牙をむく連中もふえるだろう。
-とにかく、密売者をとらえねーと-
それを受け取ると、彼は胸をたたきながら一気に飲み干した。
のどにつっかえかけていた卵の黄身がすっと胃袋に落ちたのがわかった。
ミッドレーは大きく息を吐きながらコップを元気よく机に置くと、満面の笑みで答えた。
「彼女はクロです。麻薬常習犯ですよ。」
その30分後に、彼らは国王陛下のもとに行き、とりあえずの現況報告を手短に行った。
隊長は国王がシャワー室から出てくるのを腕を組みながら待っていたが、さきほどのミッドレーの報告を受けて新たな策を練っていた。
今回取り逃がした、麻薬の密売人を突き止めなければ、ほとぼりが冷めたころに同じようなことが繰り返されるはずだった。
麻薬は、国の根を腐らせるほどの威力がある代物だ。
その蜜の味を知ったものは、どんな手を使ってでも再び繰り返そうとする。
そして中毒者はネズミ講のように無限に増えていくだろう。
大部分の国民が麻薬にはまってしまうと、それを求めての争いも常習化するうえ、被害妄想が膨らむことで国王を含めた王家全般に牙をむく連中もふえるだろう。
-とにかく、密売者をとらえねーと-