あなたの一番大切な人(1)
「いやね、昨日の彼女の行動を覗いたんですよ。そしたらね、すごいんですよ。彼女、麻薬をある男に懇願して、それはそれはそれは…いやらしいんですよ。」
ミッドレーは話続けながら、自分の頬が火照るのに気が付いた。彼女の肌を舌で味わったのを意図せず思い出したのだ。
うつむく彼の様子を見ながら、隊長はただただ呆れて呟いた。
「おめえの方がかなりいやらしいよ。で、彼女が麻薬の常習犯だというのは確実なんだろうな。」
ミッドレーはくるっと隊長の方を向き、胸の前で両手を握りしめた。
「も、もちろんです。この小瓶を求めて足元にしがみついてきたんですよ。」
国王は、その言葉に心身嫌そうな顔をした。
「おまえ、彼女に何をした。拷問をしたついでに彼女のことで知りえたことをすべてここで話せ。」
その言葉に弾けるようにミッドレーがあたふたしだしたため、国王はいきなり立ち上がった。
彼の顔には、何とも言い難い苛立ちが見て取れた。
バスローブを勢いよく脱ぎ捨て、いつもの軍服に着替えなおした。
胸元のほっくをかけて、アシンメトリーの手綱ヒモを肩につけた。
唖然とする部下には何も言わずに、紺色のマントを装着し、いつもの普段着に着替えた。
「ど、どこにいくねん、陛下。」
国王の異常な様子にたじろぎながら隊長が声をかけた、彼は扉の前で足を一度とめ、ミッドレーを静かに指さし冷ややかに告げた。
「彼女に二度と触れるな、これは王命だ。」
そういうと、彼はマントを翻し部屋を後にした。
ミッドレーは話続けながら、自分の頬が火照るのに気が付いた。彼女の肌を舌で味わったのを意図せず思い出したのだ。
うつむく彼の様子を見ながら、隊長はただただ呆れて呟いた。
「おめえの方がかなりいやらしいよ。で、彼女が麻薬の常習犯だというのは確実なんだろうな。」
ミッドレーはくるっと隊長の方を向き、胸の前で両手を握りしめた。
「も、もちろんです。この小瓶を求めて足元にしがみついてきたんですよ。」
国王は、その言葉に心身嫌そうな顔をした。
「おまえ、彼女に何をした。拷問をしたついでに彼女のことで知りえたことをすべてここで話せ。」
その言葉に弾けるようにミッドレーがあたふたしだしたため、国王はいきなり立ち上がった。
彼の顔には、何とも言い難い苛立ちが見て取れた。
バスローブを勢いよく脱ぎ捨て、いつもの軍服に着替えなおした。
胸元のほっくをかけて、アシンメトリーの手綱ヒモを肩につけた。
唖然とする部下には何も言わずに、紺色のマントを装着し、いつもの普段着に着替えた。
「ど、どこにいくねん、陛下。」
国王の異常な様子にたじろぎながら隊長が声をかけた、彼は扉の前で足を一度とめ、ミッドレーを静かに指さし冷ややかに告げた。
「彼女に二度と触れるな、これは王命だ。」
そういうと、彼はマントを翻し部屋を後にした。