続・元殺し屋と、殺し屋
「懐かしいね。
そういえばあの時も、澪鵺入院していたね」
「ハハッ、懐かしいな」
クスクス笑う澪鵺に、つられて笑った。
「そーだ澪鵺。
私に色々教えてよ」
「突然だな、何を?」
「そーだなぁ。
誕生日とか血液型とか?」
「ハハッ」
澪鵺は再び笑いだす。
「何だよ紅羽。
紅羽の彼氏なのに、俺のこと覚えていないわけ?」
「エヘヘ」
「笑って誤魔化すな。
俺は紅羽のこと、何でも知っているけどな」
「えー何で?」
「紅羽の彼氏だからに決まっているだろ?」
ボッと私は赤面した。
もうっ。
…でも、良いの。
これが私の幸せだから。
澪鵺も同じ気持ちでいてほしいな。
澪鵺、愛してる。
これからもずっと、一緒にいようね?
【3日目~紅羽と澪鵺 END】