続・元殺し屋と、殺し屋







カーテンにくるまって隠れていた陽詩は、ポカンッと口を開けていた。

かなり無防備で、可愛いと思う。

思わず顔を逸らした。





「氷くん……」

「どうしたの?」

「…あたし、氷くんのこと、怒らせないようにするね」

「え?」




陽詩にまで言われちゃった。

よく言われるんだよね。

僕のこと怒らせないようにするって。

……一体、僕の何が怖いのだろうか?




「氷くん、これで心置きなく解除できるね!」

「そうだね!」




僕は再び、解除作業に取り掛かった。









数分後。

文化祭に来ていたお客さんたちが、次々に帰っていく。




そう。

解除に成功したのだ。

まぁ、簡単だったけどね。

……と、自画自賛してみる。






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