続・元殺し屋と、殺し屋
ちなみに私たちが向かっているのは、学校より少し遠い協会。
そこに今日、私たちはお呼ばれされている。
だから私たちはドレスアップしているのだ。
慣れない格好は恥ずかしいけど。
お世話になっている人の大切な日だから。
「わーっ…綺麗だね!」
到着した協会は、見たことなかった。
あるのを知っていたぐらい。
かなり綺麗で大きくて、女の子が憧れるのもわかる気がする。
「澪鵺。
私たちも将来、ここで挙げようね」
「気が早いな紅羽は。
ま~良いよなここ」
露わになっている銀髪が風に靡き、紫色の瞳が細められる。
…相変わらずかっこよくて、その上ミステリアス。
そこがまた良いんだよね~♪
「そろそろ始まるよ!」
花菜の合図で、私たちは協会の中に入った。