お前は誰にも渡さない
そして日々が過ぎ去り新学期1日目
ピンポンパンポンーーー・・・
その時校内のアナウンスが鳴った
『2年3組の神埼志織さん至急職員室までーー・・・繰り返しますー・・』
「わ、何だろぉ、、、」
「志織なにしたの??」
「えーっわかんない・・・とりあえずいってくるねーっ」
少し動揺している志織を見送った。
「いってら〜」
「大丈夫かな・・?」
心配そうに見送っている城之内に、
「なあ城之内・・・志織の失恋のこと教えてくれよ・・・」
「ぁぁ・・・そのこと」
「あいつにそれとなく聞いても、すんごい泣きそうな目して、必死にごまかすんだよなぁ・・」
「そっか・・・やっぱまだ好きなんだろうね。」
城之内の言葉はよくチクチク刺さる・・・
いつだったかな?一緒に帰っているときに聞けそうなタイミングがあって
「・・・なぁ志織?」
「ん??なにー?」
「その・・・志織って好きなやつとかいるのかなぁって、あはは」
軽い気持ちで聞いたんだけど、志織はすごく悲しそうなうるんだ目をして俺を見上げ、
「いないよぉ〜♪あはは」
すぐに俯いて笑ってごまかしていた。
そんな反応をされて、聞くに聞けなくなってしまった、次の日はケロッとしてていつもの志織にもどっていた。
少し間をおいて志織の過去を話しはじめた。
きっと城之内はその相手を忘れて志織に前向きになって欲しいんだなと思った。
「これは誰にも言わないでね」
教室には俺と城之内二人だった。
「志織と私は小学校6年の時に友達になったんだけど、その時に田辺敦っていうひとつ上の人に出会ったの」
「田辺敦・・・どんな奴?」
「んー神田と同じくらいの背の高さかなぁ。
髪は志織とおんなじ色で、わっくすで立てたりとかしてなくてサラサラだったなぁ。顔は整ってて・・・・ん〜神田よりイケメンだね」
「・・・な!?」
「あ、それで、志織と山に木の実を拾いにいったことがあったんだ。
私達は幼くて、興味深々でどんどん奥に入ってたの」
「・・・うん。」
「案の定迷子になってね、あたりが薄暗くなって志織は泣きっぱなしだった。
゛怖い怖い゛ってひどく怯えて、
私も心細かったけど志織を落ち着かせるのに必死だった、
その時に、助けてくれたのが敦さん。泣いてるところを見つけてくれて、家まで届けてくれたの」
「へぇ・・・」
すげぇいい人じゃん・・・。
「そこから3人でつるむようになって、いつしか志織は敦さんにどんどん惹かれていって、もちろん敦さんも。私は志織の事を大事に思ってくれて、守ってくれる人が出来たと思ってすんごい安心したし、すごく嬉しかった。」
「・・・そっか。」
「志織をとられたみたいでちょっと寂しかったけどね。」
そう言いながらも、自分の自慢話のように城之内は話していた。
「志織は敦さんと同じ中学に入って二人はずっと一緒だった。すごく幸せそうに笑って、敦さんはすごく優しい笑い方をする人でその度に志織も笑ってた」
あぁ・・・
゛もっと優しい雰囲気の人がいいかな・・・゛
志織の言葉が頭をよぎる
きっといつも思ってるんだろうな・・・
「まてよ、そっからどう失恋になるんだ?」
「・・・卒業式にね、志織に会いに来てくれたの・・・そこで約束したんだって、ずっと一緒にいようねってしばらく仕事で遠方に行くことになって、その仕事が終わったら迎えに来るって。そしたら、ずっと一緒にいようって」
「・・・結婚ってことか?」
「口約束だけどね。」
「志織は遠距離になる事、不安そうにしてたけど毎日連絡とって楽しそうにしてた、でも、ある日ぱったり連絡が来なくなったんだ。」
「・・・それって、事故?とか・・・?」
「いや、志織も私も心配になって会社に電話したのよ。そしたら敦さんちゃんと出勤してるみたいで、、、でも電話に変わってもらうことはできなかった。」
「なんだよそれ・・・」
「でもそんな矢先、一回だけ志織に連絡があったの・・・高校1年の夏かな?」
「なんて電話・・?」
「もう好きでも何でもない。会社もやめた。電話も解約する。もう二度と会わないから。って・・・一方的にそう言われたみたいで、1週間くらいずっと泣いてた・・・」
「なんだよそれ・・最低じゃねぇかっ」
「そう。最低よ。踏みつぶしたいくらいに。でもね、志織はそんなふうに思ってないのよ・・・ずっと心の何処かで待ってるし、思ってる」
「・・・・・・・」
何も言葉が出なかった、
その敦という奴にかなわないっておもってしまう自分がいた・・・。
「だから、ホントに神田が志織の事好きなら大事にして欲しいって思うし、敦さんのこと忘れさせてあげてほしいのよね。」
「あぁ・・もちろ」
「まぁ志織が神田を恋愛対象として見てないかもだけど」
「・・は?」
こいつは・・・
「今神田が告白しても振られるだろうし」
「おい・・・・おまえは傷つくことをずけずけと・・・!」
「まぁ全力で頑張ってちょーだい。って意味ね」
「・・っあたりまえだ。」
「神田だからこの話したんだからね?・・・うん。志織のことよろしくね☆」
「・・・・」
「じゃっ志織の様子見に行ってくるね〜。」
そう言い残し城之内は教室から出ていった。
はぁ・・・なんかすごい話聞いちゃったなぁ。
大恋愛の末の大失恋だろ?
俺になんとかできるのか・・・?
がんばろう・・。
これは俺と城之内の秘密になった。
しかし、この時もう一人この話を聞いていた人物がいるとは予想もしなかった・・・・・・・・。
ピンポンパンポンーーー・・・
その時校内のアナウンスが鳴った
『2年3組の神埼志織さん至急職員室までーー・・・繰り返しますー・・』
「わ、何だろぉ、、、」
「志織なにしたの??」
「えーっわかんない・・・とりあえずいってくるねーっ」
少し動揺している志織を見送った。
「いってら〜」
「大丈夫かな・・?」
心配そうに見送っている城之内に、
「なあ城之内・・・志織の失恋のこと教えてくれよ・・・」
「ぁぁ・・・そのこと」
「あいつにそれとなく聞いても、すんごい泣きそうな目して、必死にごまかすんだよなぁ・・」
「そっか・・・やっぱまだ好きなんだろうね。」
城之内の言葉はよくチクチク刺さる・・・
いつだったかな?一緒に帰っているときに聞けそうなタイミングがあって
「・・・なぁ志織?」
「ん??なにー?」
「その・・・志織って好きなやつとかいるのかなぁって、あはは」
軽い気持ちで聞いたんだけど、志織はすごく悲しそうなうるんだ目をして俺を見上げ、
「いないよぉ〜♪あはは」
すぐに俯いて笑ってごまかしていた。
そんな反応をされて、聞くに聞けなくなってしまった、次の日はケロッとしてていつもの志織にもどっていた。
少し間をおいて志織の過去を話しはじめた。
きっと城之内はその相手を忘れて志織に前向きになって欲しいんだなと思った。
「これは誰にも言わないでね」
教室には俺と城之内二人だった。
「志織と私は小学校6年の時に友達になったんだけど、その時に田辺敦っていうひとつ上の人に出会ったの」
「田辺敦・・・どんな奴?」
「んー神田と同じくらいの背の高さかなぁ。
髪は志織とおんなじ色で、わっくすで立てたりとかしてなくてサラサラだったなぁ。顔は整ってて・・・・ん〜神田よりイケメンだね」
「・・・な!?」
「あ、それで、志織と山に木の実を拾いにいったことがあったんだ。
私達は幼くて、興味深々でどんどん奥に入ってたの」
「・・・うん。」
「案の定迷子になってね、あたりが薄暗くなって志織は泣きっぱなしだった。
゛怖い怖い゛ってひどく怯えて、
私も心細かったけど志織を落ち着かせるのに必死だった、
その時に、助けてくれたのが敦さん。泣いてるところを見つけてくれて、家まで届けてくれたの」
「へぇ・・・」
すげぇいい人じゃん・・・。
「そこから3人でつるむようになって、いつしか志織は敦さんにどんどん惹かれていって、もちろん敦さんも。私は志織の事を大事に思ってくれて、守ってくれる人が出来たと思ってすんごい安心したし、すごく嬉しかった。」
「・・・そっか。」
「志織をとられたみたいでちょっと寂しかったけどね。」
そう言いながらも、自分の自慢話のように城之内は話していた。
「志織は敦さんと同じ中学に入って二人はずっと一緒だった。すごく幸せそうに笑って、敦さんはすごく優しい笑い方をする人でその度に志織も笑ってた」
あぁ・・・
゛もっと優しい雰囲気の人がいいかな・・・゛
志織の言葉が頭をよぎる
きっといつも思ってるんだろうな・・・
「まてよ、そっからどう失恋になるんだ?」
「・・・卒業式にね、志織に会いに来てくれたの・・・そこで約束したんだって、ずっと一緒にいようねってしばらく仕事で遠方に行くことになって、その仕事が終わったら迎えに来るって。そしたら、ずっと一緒にいようって」
「・・・結婚ってことか?」
「口約束だけどね。」
「志織は遠距離になる事、不安そうにしてたけど毎日連絡とって楽しそうにしてた、でも、ある日ぱったり連絡が来なくなったんだ。」
「・・・それって、事故?とか・・・?」
「いや、志織も私も心配になって会社に電話したのよ。そしたら敦さんちゃんと出勤してるみたいで、、、でも電話に変わってもらうことはできなかった。」
「なんだよそれ・・・」
「でもそんな矢先、一回だけ志織に連絡があったの・・・高校1年の夏かな?」
「なんて電話・・?」
「もう好きでも何でもない。会社もやめた。電話も解約する。もう二度と会わないから。って・・・一方的にそう言われたみたいで、1週間くらいずっと泣いてた・・・」
「なんだよそれ・・最低じゃねぇかっ」
「そう。最低よ。踏みつぶしたいくらいに。でもね、志織はそんなふうに思ってないのよ・・・ずっと心の何処かで待ってるし、思ってる」
「・・・・・・・」
何も言葉が出なかった、
その敦という奴にかなわないっておもってしまう自分がいた・・・。
「だから、ホントに神田が志織の事好きなら大事にして欲しいって思うし、敦さんのこと忘れさせてあげてほしいのよね。」
「あぁ・・もちろ」
「まぁ志織が神田を恋愛対象として見てないかもだけど」
「・・は?」
こいつは・・・
「今神田が告白しても振られるだろうし」
「おい・・・・おまえは傷つくことをずけずけと・・・!」
「まぁ全力で頑張ってちょーだい。って意味ね」
「・・っあたりまえだ。」
「神田だからこの話したんだからね?・・・うん。志織のことよろしくね☆」
「・・・・」
「じゃっ志織の様子見に行ってくるね〜。」
そう言い残し城之内は教室から出ていった。
はぁ・・・なんかすごい話聞いちゃったなぁ。
大恋愛の末の大失恋だろ?
俺になんとかできるのか・・・?
がんばろう・・。
これは俺と城之内の秘密になった。
しかし、この時もう一人この話を聞いていた人物がいるとは予想もしなかった・・・・・・・・。