cherryy
とりあえず教室を飛び出したけど、
保健室なんてどこか知らなかった。
夢の中だし、現実と違うし
軽いパニックになってたら
保健室らしき部屋を見つけた。
私はとっさに駆け込んだ。
駆け込んだはいいのだが、
誰もいなかった。
ので、ひとまず適当に座って
会ったこともない保健の先生を
待つことにした。
それにしても退屈だった。
10分を過ぎても人が来る気配がない。
なので最初に見た夢の話を
思い出してみることにした。
覚えてるのは、私と彼は恋人同士
ということだ。
同じクラスで仲良くなって
一緒に帰ったり家に行ったりと
まるでカップルだった。
しかも、ベッドまで行ったのだ。
何故か私の親が窓から覗いていて
キスもできなかったけれど。
ということは、
私と彼は付き合っているのだろうか。
確かにお互い好きという気持ちは
あるように感じた。
だけど告白した覚えもされた覚えもなかった。
まあでも 夢の中ではリア充なのか、
そうか。うふふふふふふ。
なんて考えていたら、
保健室のドアが開いた。