私の師匠は沖田総司です【下】
「さ、斎藤さん!?」
私の背後に抱き着いてきたのは斎藤さんでした。
斎藤さんは「うむ」と返事をすると後ろから回していた腕に力を込めた。
「ちょっと、一君まで何してるのさ!」
「意味も無く蒼蝶に抱き着かねェでくだせェ!!」
「俺は意味も無く抱き着いているわけではない。背中を温めているんだ。着物があるとはいえ寒いからな」
だから抱き着いて背中を温めているんだと斎藤さんがドヤ顔で言っています。
うーむ。温めてくれるのは嬉しいのですが重いですね。
斎藤さんとはかなり身長差があるので、小さい私は潰れそうです。
「二人ともずるいよ!どっちか場所変わって!できれば一君!」
「いやでさァ」
「断固断る。他あたれ」
「他あたれって何さ!屯所には基本男しかいないじゃん!僕にそっちの趣味は無いよ!」
「そうか残念だったな」
組長の言葉を「残念だったな」の一言で済ませる斎藤さん。
組長は悔しそうにプルプルと拳を震わせると、キッと斎藤さんたちを睨みつけました。
私の背後に抱き着いてきたのは斎藤さんでした。
斎藤さんは「うむ」と返事をすると後ろから回していた腕に力を込めた。
「ちょっと、一君まで何してるのさ!」
「意味も無く蒼蝶に抱き着かねェでくだせェ!!」
「俺は意味も無く抱き着いているわけではない。背中を温めているんだ。着物があるとはいえ寒いからな」
だから抱き着いて背中を温めているんだと斎藤さんがドヤ顔で言っています。
うーむ。温めてくれるのは嬉しいのですが重いですね。
斎藤さんとはかなり身長差があるので、小さい私は潰れそうです。
「二人ともずるいよ!どっちか場所変わって!できれば一君!」
「いやでさァ」
「断固断る。他あたれ」
「他あたれって何さ!屯所には基本男しかいないじゃん!僕にそっちの趣味は無いよ!」
「そうか残念だったな」
組長の言葉を「残念だったな」の一言で済ませる斎藤さん。
組長は悔しそうにプルプルと拳を震わせると、キッと斎藤さんたちを睨みつけました。