ポーカーフェイス
代表は真離の方をそっと見ながら静かに言った。

代表「何を考えてるんだ。」

想定内の言葉に真離はすかさず返事を返す。

真離「何も?」

代表は立ち上がりキッチンの側にいる真離へと向かって歩いてくる。

真離は横目でキッチンに果物ナイフが置いてあることを確認する。
代表は真離に近づき責め立てるように近づいてきた。

代表「何が目的だ。俺が何も気がつかないとでも思ったのか?」
そう言って真離の方に近づくと、真離は左に置いてあった果物ナイフを手にする。

代表「はははは。そんなものに俺が驚くとでも思ってるのか?」

そう言って、果物ナイフを握る真離の手を握ると真離は自分の胸元を果物ナイフでスパッと切りつけた。
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