過去に囚われて
学校
「おはよう」
隣の席の舞音に挨拶をする

「おはー今日も陸かっこいいよぉ〜♡」

体が自動的に反応してしまった
思いっきりビクッとなってしまった
「光?どうしたの、陸となんかあった?」

陸とは…昨日、キスされて助けてくれたあとに告白されて

でも私は鎮が好きで…

「…保健室行ってくる」


「へ?わかった」



スタスタと私は歩いて鎮の教室を覗いてみた
「まも…るどこ?」

あっ、あそこにいる
男子にも女子にも囲まれて楽しそうに話している鎮。


「まっ、鎮」
こっちを向いてくれない


声が聞こえないのかな…
鎮…やだ、やだよ話がしたいよ

昨日はごめんねって言って、そのあとまたいつもみたいに話そうよ。

鎮が遠い

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