過去に囚われて
「あの、そろそろ離してもらっていい?」

陸が抱きついたまんま…恥ずかしい

「やだ、」
子供かよ!!もう!



「助けてくれてありがとう、じゃあ帰るね。」




陸を押しのけて私は動揺がバレないように
早足で歩いた




「光っ」


陸が呼び止める

もう!なに!?
と叫ぼうとしたがすぐに陸が喋った




「鎮なんかやめて俺を好きになれよ!」








いきなり放たれた言葉
真っ赤になりながら叫んだ陸

「え…あ…っ」


走ってしまった

家に入り、鍵をかけてその場に座った
「なんなのよ…」


(鎮なんかやめて俺を好きになれよ!)

鎮を好きなのをなんで知ってるの?
俺を好きになれよ!なんて、告白?

もうやだ。
なんなのこと気持ち
いろんな事が混ざってごちゃごちゃしてる

「気持ち悪い」

私は部屋まで行きベットに潜り込みそのまんま寝てしまった…
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