スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
side荒木仁
スーパーからの帰り道、デザートが入った袋を片手に持ちながら、こうして歩いて帰るのって初めてだなと思った。
前はタクシーだったし今日は車だし、ふと車の中で宝条さんが俺が着ていたシャツの裾を握って、俺も手を信号が赤になる度に手を重ねていたな。
今は運転中でも無いし、邪魔なスマホの着信も無い……、自分から宝条さんの手を握り、ぽつぽつと会話しながら帰る。
高坂さんと一緒に住んでいる時も、5年前から1人になった時も帰りはずっと1人で、小さい頃は一美や三斗と手を繋いでいたことはあっても、それは姉弟だからっていうのもあるし、大学の時は無理やり腕を絡ませてきたりしてきた人もいたけど1ミリとも嬉しくなくて、きっとそれは自分がその人に感心を抱いていなかったのがあった。
でも今はこうして歩いて帰るのって良いと思う自分がいて、だけど今は休刊を阻止するノルマ3か月をクリアしなくちゃいけないから、常に一緒に帰れる時間の確約が出来ないのが悔しいな。
悔しい…、初めての感情で、宝条さんと出会ってから自分の感情に変化が多いと思いながらシェアハウスに着いて、リビングに入り、ローテーブルの側に座って、テーブルの上にミニパフェとプリンアラモードを置き、付属品のスプーンを手にして頂きますと言い、一口食べる。
宝条さんはうんうんと頷きながらまたミニパフェのホイップを口に含み、更に頷いている。
「美味しい?」
「すっごく美味しいです!デザートコーナーに立ち寄る度に、お給料が出たら買って食べるんだって決めてましたから」
嬉しそうにまたホイップとスポンジを一匙掬って食べ、今度は目を細めて口を何度も動かしてゴクリと食べていて、相当このミニパフェを食べたかったんだな。
俺もプリンアラモードの黒い部分とホイップを一匙掬って食べ、久しぶりに甘い物を食べてホッとしたのが分かるくらい、身体は疲れてたんだ。
そういえば四つ葉のホワイトデーのイベントで毎回スウィーツバイキングをしに行くって、水瀬が1番乗り気なイベントがあったなと思い出して笑う。
「どうしました?」
「ああ、四つ葉のイベントを思い出して笑った」
「どんなイベントですか?」
「高坂さんが発案したんだけどー…」
俺は宝条さんが入社する前の四つ葉の伝統になっているイベントの話をし始めた。
スーパーからの帰り道、デザートが入った袋を片手に持ちながら、こうして歩いて帰るのって初めてだなと思った。
前はタクシーだったし今日は車だし、ふと車の中で宝条さんが俺が着ていたシャツの裾を握って、俺も手を信号が赤になる度に手を重ねていたな。
今は運転中でも無いし、邪魔なスマホの着信も無い……、自分から宝条さんの手を握り、ぽつぽつと会話しながら帰る。
高坂さんと一緒に住んでいる時も、5年前から1人になった時も帰りはずっと1人で、小さい頃は一美や三斗と手を繋いでいたことはあっても、それは姉弟だからっていうのもあるし、大学の時は無理やり腕を絡ませてきたりしてきた人もいたけど1ミリとも嬉しくなくて、きっとそれは自分がその人に感心を抱いていなかったのがあった。
でも今はこうして歩いて帰るのって良いと思う自分がいて、だけど今は休刊を阻止するノルマ3か月をクリアしなくちゃいけないから、常に一緒に帰れる時間の確約が出来ないのが悔しいな。
悔しい…、初めての感情で、宝条さんと出会ってから自分の感情に変化が多いと思いながらシェアハウスに着いて、リビングに入り、ローテーブルの側に座って、テーブルの上にミニパフェとプリンアラモードを置き、付属品のスプーンを手にして頂きますと言い、一口食べる。
宝条さんはうんうんと頷きながらまたミニパフェのホイップを口に含み、更に頷いている。
「美味しい?」
「すっごく美味しいです!デザートコーナーに立ち寄る度に、お給料が出たら買って食べるんだって決めてましたから」
嬉しそうにまたホイップとスポンジを一匙掬って食べ、今度は目を細めて口を何度も動かしてゴクリと食べていて、相当このミニパフェを食べたかったんだな。
俺もプリンアラモードの黒い部分とホイップを一匙掬って食べ、久しぶりに甘い物を食べてホッとしたのが分かるくらい、身体は疲れてたんだ。
そういえば四つ葉のホワイトデーのイベントで毎回スウィーツバイキングをしに行くって、水瀬が1番乗り気なイベントがあったなと思い出して笑う。
「どうしました?」
「ああ、四つ葉のイベントを思い出して笑った」
「どんなイベントですか?」
「高坂さんが発案したんだけどー…」
俺は宝条さんが入社する前の四つ葉の伝統になっているイベントの話をし始めた。