スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
2階について廊下を歩き、久しぶりに編集部のドアの前に立ってノートパソコンをギュッと抱きしめて、ふぅと深呼吸をする。
『荒木編集長は全部受けとめて全部返してくれるから』と、佐藤さんの言葉を思い返し、よしっと気合いを入れて首にかけられているICカードでドアの鍵を解錠して、ドアノブに手をかけてドアを開くと、目の前に姫川編集長がいた。
「うぉっ」
「お、お疲れ様です」
「お疲れさん」
ぶつからなくて良かったし、ノートパソコンも落とさなくてホッとしてると、姫川編集長は私の横を通り過ぎてバックを手に階段を降りて行ったんだけど、こ、怖かった。
気を取り直して編集部に入ると、水瀬編集長と荒木さんしかいなくて、なんだか荒木さんの所に近付きづらいけど、もう一度佐藤さんの言葉を心の中で復唱し、少しづつ荒木さんの所に歩いていく。
「そこまで警戒しなくていいけど」
「抜き打ちって言うので、先生から職員室に呼ばれた生徒の気分です」
「仁が先生って似合うかもね」
荒木さんの席から離れた席に座る水瀬編集長が私の言葉に微笑むと、荒木さんはコホンと咳払いをして赤ペンを持ってプリンターを指す。
「読むから、印刷をしてみて」
「はい」
ノートパソコンを荒木さんから1番近い席の上に置いて、閉じたノートパソコンの液晶画面を開き、電源を入れて、初めての企画書のアップデート版と、“社会科見学”のグッズショップで見た光景をもとにこうしてみたいことを思いついたことをテキスト文章で入力した物を印刷にかけた。
次々とプリンターから印刷された用紙が出てきて、ページの順番を確認して、2つの紙束を作って荒木さんに差し出す。
「宿題、読んでください」
「座って待ってて」
荒木さんは紙束を受け取ると体の向きを直し、顔を1つ目の原稿に向けると早速1枚目から赤ペンが走り、私は読み終わるまでノートパソコンが置いてある机の側の椅子に座ると、どんどん赤ペンの音が聞こえ、田所副編集長が泣きそうだった気持ちが分かる。
水瀬編集長も原稿をチェックしたり、パソコンでキーボードを打ったり、編集部の中はペンとキーボードの音しか聞こえない。
荒木さんは1つ目から2つ目の紙束を手にして、1枚ずつ捲り、赤ペンを走らせるのを私はただ黙って見て待つしか無くて、緊張が続く。
『荒木編集長は全部受けとめて全部返してくれるから』と、佐藤さんの言葉を思い返し、よしっと気合いを入れて首にかけられているICカードでドアの鍵を解錠して、ドアノブに手をかけてドアを開くと、目の前に姫川編集長がいた。
「うぉっ」
「お、お疲れ様です」
「お疲れさん」
ぶつからなくて良かったし、ノートパソコンも落とさなくてホッとしてると、姫川編集長は私の横を通り過ぎてバックを手に階段を降りて行ったんだけど、こ、怖かった。
気を取り直して編集部に入ると、水瀬編集長と荒木さんしかいなくて、なんだか荒木さんの所に近付きづらいけど、もう一度佐藤さんの言葉を心の中で復唱し、少しづつ荒木さんの所に歩いていく。
「そこまで警戒しなくていいけど」
「抜き打ちって言うので、先生から職員室に呼ばれた生徒の気分です」
「仁が先生って似合うかもね」
荒木さんの席から離れた席に座る水瀬編集長が私の言葉に微笑むと、荒木さんはコホンと咳払いをして赤ペンを持ってプリンターを指す。
「読むから、印刷をしてみて」
「はい」
ノートパソコンを荒木さんから1番近い席の上に置いて、閉じたノートパソコンの液晶画面を開き、電源を入れて、初めての企画書のアップデート版と、“社会科見学”のグッズショップで見た光景をもとにこうしてみたいことを思いついたことをテキスト文章で入力した物を印刷にかけた。
次々とプリンターから印刷された用紙が出てきて、ページの順番を確認して、2つの紙束を作って荒木さんに差し出す。
「宿題、読んでください」
「座って待ってて」
荒木さんは紙束を受け取ると体の向きを直し、顔を1つ目の原稿に向けると早速1枚目から赤ペンが走り、私は読み終わるまでノートパソコンが置いてある机の側の椅子に座ると、どんどん赤ペンの音が聞こえ、田所副編集長が泣きそうだった気持ちが分かる。
水瀬編集長も原稿をチェックしたり、パソコンでキーボードを打ったり、編集部の中はペンとキーボードの音しか聞こえない。
荒木さんは1つ目から2つ目の紙束を手にして、1枚ずつ捲り、赤ペンを走らせるのを私はただ黙って見て待つしか無くて、緊張が続く。