スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
『カメラや編集の世界は甘くねぇぞ』…、私だって甘くない世界だって分かってるよ、と俯いていると誰かの足元が見えたの見上げると、左手に一眼カメラを持ちながら息切れをしている荒木さんが立っていた。
「さっきの“男”に何を言われた?」
「『カメラや編集の世界は甘くねぇぞ』と言われました」
「そう…」
荒木さんは息を整えると、私と視界の高さが同じなるようにしゃがんだ。
「他に何もされてない?」
「されてないです」
「あと10分は撮影するから、あそこの入り口に入って右手に進むとカフェエリアのスペースがあるから、そこで待ってて」
「分かりました」
力なくボソッと答えて2人で立ち上がり、足についたほこりを払い、荒木さんは階段を降り始め、私は指定された場所に行き、小さな紙パックのリンゴジュースを買い、空いてるテーブル席に行き、椅子に座って荒木さんを待つことにした。
『カメラや編集の世界は甘くねぇぞ』と“口の悪い男性”の言葉がずっと頭の片隅に張り付いてて、下唇をギュッと噛み、言い返せない自分に腹が経つ。
「書こう…」
今自分が出来るのはこれだし、甘くない世界でも“自分の言葉を届けて、読者を惹きつけたい”を胸に、“口の悪い男性”の言葉を上書きするかのように心の中で唱え、バックからノートとシャープペンを取り出して、電車の中で途中だったノート書きを始めた。
時折スマホで調べたり、SNSの口コミを見ながら荒木さんの追加の宿題に役に立てようとメモをしたり、アイディアを捻り出してどんどんノート書きを進めてると、右手の側に温かい飲み物が入れられているカップが置かれ、見上げたら同じカップとバックを手に持った荒木さんが立っている。
「一旦休憩する」
「お疲れ様です。中畑さんと先輩達から受け取った原稿を持ってきました」
「ありがと」
荒木さんは私の対面の席に座り、私はシャープペンを置いてバックから大きい封筒を取り出して荒木さんに渡すと、本人は受け取って封筒から紙束を出してドサッと机の上に置いた。
紙束を整理し、バックからペンケースを取り出して赤ペンを持ち、1つ目の紙束に顔を向けて1枚捲っていく。
「原稿の紙束2つをここでチェックするから、それまでノートを書きな」
「はい…」
私も再度シャープペンを持ち、ノートに一文字ずつ書いていき、荒木さんも赤ペンを走らせる。
「……」
「……」
特に何も言わず、2人で黙々とペンの音を奏で、温かい飲み物のカップを手にして飲み口の蓋を開けて飲むとそれはホットミルクで、少し体が強張っていたのか温かさが解してくれて、両手でカップを持って飲み続ける。
小さくふぅと息を吐くと、荒木さんが顔の向きを紙束から上げ、すっと大きな右手を私の左頬に添えて親指で私の唇をググッと拭い、親指についたホットミルクの水滴を荒木さんは自分の口でちゅうっと吸い、また顔を紙束に顔を向けた。
「ー!ー」
自分の顎から体温計のように徐々に顔の熱が上昇するのが分かり、周囲をちらっとみたら幸いカフェエリアには私たちしかいなくて、お店の人は厨房内で慌ただしく駆け回っていて、荒木さんの行動を誰にも見られたていなくてホッとする。
いや、ここシェアハウスの中じゃないし!外だし!!荒木さんの方を見ると、本人は紙束を読んでいて、いつも通りにいるから何だか余裕ぽく見えるし、悔しい…。
「ペン、持たないの?俺、後5枚で確認が終わる」
「か、書きます!書きますよ!」
照れ隠しの為に少しムスッとしながらカップを机の上に置いて、シャープペンを持ってノート書きを再開するけど、さっき拭われた唇に荒木さんの親指の感触が残っていて、上手くアイディアが捻り出せず、何度も書き直すのだった。
「さっきの“男”に何を言われた?」
「『カメラや編集の世界は甘くねぇぞ』と言われました」
「そう…」
荒木さんは息を整えると、私と視界の高さが同じなるようにしゃがんだ。
「他に何もされてない?」
「されてないです」
「あと10分は撮影するから、あそこの入り口に入って右手に進むとカフェエリアのスペースがあるから、そこで待ってて」
「分かりました」
力なくボソッと答えて2人で立ち上がり、足についたほこりを払い、荒木さんは階段を降り始め、私は指定された場所に行き、小さな紙パックのリンゴジュースを買い、空いてるテーブル席に行き、椅子に座って荒木さんを待つことにした。
『カメラや編集の世界は甘くねぇぞ』と“口の悪い男性”の言葉がずっと頭の片隅に張り付いてて、下唇をギュッと噛み、言い返せない自分に腹が経つ。
「書こう…」
今自分が出来るのはこれだし、甘くない世界でも“自分の言葉を届けて、読者を惹きつけたい”を胸に、“口の悪い男性”の言葉を上書きするかのように心の中で唱え、バックからノートとシャープペンを取り出して、電車の中で途中だったノート書きを始めた。
時折スマホで調べたり、SNSの口コミを見ながら荒木さんの追加の宿題に役に立てようとメモをしたり、アイディアを捻り出してどんどんノート書きを進めてると、右手の側に温かい飲み物が入れられているカップが置かれ、見上げたら同じカップとバックを手に持った荒木さんが立っている。
「一旦休憩する」
「お疲れ様です。中畑さんと先輩達から受け取った原稿を持ってきました」
「ありがと」
荒木さんは私の対面の席に座り、私はシャープペンを置いてバックから大きい封筒を取り出して荒木さんに渡すと、本人は受け取って封筒から紙束を出してドサッと机の上に置いた。
紙束を整理し、バックからペンケースを取り出して赤ペンを持ち、1つ目の紙束に顔を向けて1枚捲っていく。
「原稿の紙束2つをここでチェックするから、それまでノートを書きな」
「はい…」
私も再度シャープペンを持ち、ノートに一文字ずつ書いていき、荒木さんも赤ペンを走らせる。
「……」
「……」
特に何も言わず、2人で黙々とペンの音を奏で、温かい飲み物のカップを手にして飲み口の蓋を開けて飲むとそれはホットミルクで、少し体が強張っていたのか温かさが解してくれて、両手でカップを持って飲み続ける。
小さくふぅと息を吐くと、荒木さんが顔の向きを紙束から上げ、すっと大きな右手を私の左頬に添えて親指で私の唇をググッと拭い、親指についたホットミルクの水滴を荒木さんは自分の口でちゅうっと吸い、また顔を紙束に顔を向けた。
「ー!ー」
自分の顎から体温計のように徐々に顔の熱が上昇するのが分かり、周囲をちらっとみたら幸いカフェエリアには私たちしかいなくて、お店の人は厨房内で慌ただしく駆け回っていて、荒木さんの行動を誰にも見られたていなくてホッとする。
いや、ここシェアハウスの中じゃないし!外だし!!荒木さんの方を見ると、本人は紙束を読んでいて、いつも通りにいるから何だか余裕ぽく見えるし、悔しい…。
「ペン、持たないの?俺、後5枚で確認が終わる」
「か、書きます!書きますよ!」
照れ隠しの為に少しムスッとしながらカップを机の上に置いて、シャープペンを持ってノート書きを再開するけど、さっき拭われた唇に荒木さんの親指の感触が残っていて、上手くアイディアが捻り出せず、何度も書き直すのだった。