スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
皆が帰ったことを確認し、四つ葉を出たのは午後8時10分で、藍山駅から電車に乗ってシェアハウスの最寄り駅迄移動し、スーパーで夕飯の買い出しをし、デザートコーナーの前で立ち止まる。

「買うか」

苺のミニパフェとモンブランを手に取ってカゴに入れてお会計をして、レジ袋とバックを左手で持ってシェアハウスに向けて歩く。

話をしたいことって何だと思いながら、もしあの夜のことなのか、それとも仕事の話か…、前者だとしたら先に言われるのは男としてどうか?俺だって伝えたいけど、あの夜のことを、頬のキスのことだってしてきた意味を知りたいけれど、聞くのは流石に駄目か。

こういう時は高坂さんの性格が羨ましいと思うが、はぁと溜め息をついてるとシェアハウスに到着した。

玄関の前で深呼吸をして鍵を開けて中に入ると宝条さんの靴があり、リビングの明かりがついてるので、俺も靴を脱いでリビングのドアを開けたら宝条さんがローテーブルで夕食を食べている。

「おかえりなさい」
「ただいま」

久しぶりにただいまと言ったな。

俺はキッチンに向かい、冷蔵庫の冷凍からご飯を取り出してコンロ下から小さい鍋を取り出して雑炊を作り、デザートは冷蔵庫にしまい、惣菜の魚をローテーブルに置き、食器棚から大きめな丼の器を取り出して雑炊を入れ、丼とお箸を持って自分の定位置に座ってご飯を食べる。

「……」
「……」

普段なら黙っていても心地よさもあって気にならないが、話ってなんだろうと思うと気まずさが大きい。

「ごちそうさまでした」

宝条さんが先に食べ終え、食器を洗い出す姿をみて少しホッとする自分がいて、俺も夕食を黙々と食べる。

食べ終えて食器を洗い、2人でお風呂場の洗面台で歯を磨くけど、話はいつきり出されるかそわそわし、洗い終わってリビングに行って大きいソファに俺が座ると、宝条さんもリビングに来て小さいソファに座って、ピンク色のクッションをギュッと抱きしめた。

「お話、良いですか?」
「良いけど」

自分の心臓がドクンと鼓動がなり、徐々に高鳴りが加速していくのが分かってゴクリと唾を飲み、雰囲気的にシェアハウスの玄関に入る前に感じがえていた後者じゃなくて、前者か?
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