スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
「動かないで」
それと同時に顔を寄せて、宝条さんの唇には触れないギリギリの所で俺の口でホイップクリームを食べ、口が宝条さんの肌に触れた。
あと数ミリ右にずれていれば唇に触れるけど、そうしなかったのは3日前の頬にされたキスのお返しと、ちょっとだけ話を期待してがっかりした部分の仕返しも含んで、ちゅっと音を出して口をそっと離すと宝条さんはスプーンをポロっと落とし、顔が苺のように真っ赤になって、綺麗な瞳は動揺していてずっと揺れている。
俺はゴクッとホイップクリームを飲み込み、うん、甘いな。
宝条さんの後頭部に添えてた左手を離し、顎を持っていた右手の親指で宝条さんの唇の右端をゆっくりなぞった。
いつもならほんの少し甘い空気が一気に甘さの糖度が増して、いつか想いを伝えた後は熱を帯びた空気になるだろうなと想像する。
「取れた」
「あ、ありがとうございます…」
「ああ」
俺は宝条さんの照れた様子に満足し、またスプーンを持ってモンブランを食べると、宝条さんもスプーンを持ち直してミニパフェを食べる。
もうすぐ6月号の最初のレイアウトやデザインのイメージの締め切り日が迫るし、6月初旬は鷲尾さんとの取材が2回あって、自分の原稿の完成を目指さないと。
『ガキが新人の内は側で面倒を見ろよ』
【もりや】の帰り道で姫川に言われた言葉を思い出し、先ずは製作班からと考えてたが、側でか。
『あんなひよっこで雑誌の編集が務まるのかよ』
亮二に言われなくても務まるように導くのが俺の編集長としての役目だし、ステップアップには早いが取材の現場を設けるか。
「宝条さん、今いい?」
「はい、何ですか?」
「週明けから俺の取材の見学兼サポートに入ってもらう」
「荒木さんの?」
「そう。その準備期間を今週設けるのと、メモを取って欲しいから手帳って出せる?」
「は、はい!今すぐ出します!」
宝条さんの表情が照れた表情から編集者の表情にかわり、お互いバックから手帳を出した。
「先ずは6月号の企画の取材が2回。7月号はシンクロナイズドスイミングのチームの取材の同行で、宝条さんが自分でシンクロナイズドスイミングのことを調べてみて。調べる方法は任せるし、それで俺の取材を見学して、俺と宝条さんがお互いどういう目線で見ているかが分かる。7月中旬に球宴の取材で出張の相談を高坂専務としているけど、これは宿泊施設の高騰で検討させてと言われてるから保留中。この3つの取材の見学で動くから覚えておいて」
「分かりました。まずは去年発売された季刊の雑誌を読みたいです。シンクロナイズドスイミングのことを取り上げてましたよね?」
「うん。雑誌を持ってくるからちょっと待って」
「ありがとうございます」
一旦リビングを出て2階に行き、自分の部屋の本棚から季刊を手にして1階に戻り、リビングに入って宝条さんに季刊を渡して自分の定位置に座った。
「そろそろテレビ放送だけど、宝条さんはどうする?」
「隣で一緒に見ても良いですか?荒木さんのノートの取り方の世界を見たいです」
「良いよ」
俺が返事すると宝条さんは嬉しそうにバックからノートとペンケースを取って俺の隣に座り、ローテーブルにノートを広げたので、俺も自分のノートとペンケースを取っていつもの体勢に入る。
「ー…くしゅん」
「寒いですか?」
「いや、寒くはー…くしゅん」
誰か噂をしてんのか?取り敢えずテレビ放送が始まるし、ずっと1人でノートを取っていた空間にもう1人、想いを寄せる人が隣にいるのが擽ったくて愛おしくて、必死ににやけるのを我慢しながら鉛筆を動かした。
それと同時に顔を寄せて、宝条さんの唇には触れないギリギリの所で俺の口でホイップクリームを食べ、口が宝条さんの肌に触れた。
あと数ミリ右にずれていれば唇に触れるけど、そうしなかったのは3日前の頬にされたキスのお返しと、ちょっとだけ話を期待してがっかりした部分の仕返しも含んで、ちゅっと音を出して口をそっと離すと宝条さんはスプーンをポロっと落とし、顔が苺のように真っ赤になって、綺麗な瞳は動揺していてずっと揺れている。
俺はゴクッとホイップクリームを飲み込み、うん、甘いな。
宝条さんの後頭部に添えてた左手を離し、顎を持っていた右手の親指で宝条さんの唇の右端をゆっくりなぞった。
いつもならほんの少し甘い空気が一気に甘さの糖度が増して、いつか想いを伝えた後は熱を帯びた空気になるだろうなと想像する。
「取れた」
「あ、ありがとうございます…」
「ああ」
俺は宝条さんの照れた様子に満足し、またスプーンを持ってモンブランを食べると、宝条さんもスプーンを持ち直してミニパフェを食べる。
もうすぐ6月号の最初のレイアウトやデザインのイメージの締め切り日が迫るし、6月初旬は鷲尾さんとの取材が2回あって、自分の原稿の完成を目指さないと。
『ガキが新人の内は側で面倒を見ろよ』
【もりや】の帰り道で姫川に言われた言葉を思い出し、先ずは製作班からと考えてたが、側でか。
『あんなひよっこで雑誌の編集が務まるのかよ』
亮二に言われなくても務まるように導くのが俺の編集長としての役目だし、ステップアップには早いが取材の現場を設けるか。
「宝条さん、今いい?」
「はい、何ですか?」
「週明けから俺の取材の見学兼サポートに入ってもらう」
「荒木さんの?」
「そう。その準備期間を今週設けるのと、メモを取って欲しいから手帳って出せる?」
「は、はい!今すぐ出します!」
宝条さんの表情が照れた表情から編集者の表情にかわり、お互いバックから手帳を出した。
「先ずは6月号の企画の取材が2回。7月号はシンクロナイズドスイミングのチームの取材の同行で、宝条さんが自分でシンクロナイズドスイミングのことを調べてみて。調べる方法は任せるし、それで俺の取材を見学して、俺と宝条さんがお互いどういう目線で見ているかが分かる。7月中旬に球宴の取材で出張の相談を高坂専務としているけど、これは宿泊施設の高騰で検討させてと言われてるから保留中。この3つの取材の見学で動くから覚えておいて」
「分かりました。まずは去年発売された季刊の雑誌を読みたいです。シンクロナイズドスイミングのことを取り上げてましたよね?」
「うん。雑誌を持ってくるからちょっと待って」
「ありがとうございます」
一旦リビングを出て2階に行き、自分の部屋の本棚から季刊を手にして1階に戻り、リビングに入って宝条さんに季刊を渡して自分の定位置に座った。
「そろそろテレビ放送だけど、宝条さんはどうする?」
「隣で一緒に見ても良いですか?荒木さんのノートの取り方の世界を見たいです」
「良いよ」
俺が返事すると宝条さんは嬉しそうにバックからノートとペンケースを取って俺の隣に座り、ローテーブルにノートを広げたので、俺も自分のノートとペンケースを取っていつもの体勢に入る。
「ー…くしゅん」
「寒いですか?」
「いや、寒くはー…くしゅん」
誰か噂をしてんのか?取り敢えずテレビ放送が始まるし、ずっと1人でノートを取っていた空間にもう1人、想いを寄せる人が隣にいるのが擽ったくて愛おしくて、必死ににやけるのを我慢しながら鉛筆を動かした。