スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
そこからは亮二とは現場で会う事があり、ぽつぽつと話をするようになった。
「この間、新しく発売されたカメラを家電量販店でみたが、写りもいいし手に取ってみたら自分の手の中に丁度おさまって良かった」
「どこのメーカー?」
「M下電気で、本当は学生の時に買いたかったモデルもあったが、ありゃ学生に優しくない値段だよな」
「俺もレンズが欲しくて今お金を貯めてるけど、学生の頃は買えなかったな」
「だろ?今はこの漆黒のカメラが相棒だけど、初めて買ったカメラは実家に大切に保管してる」
亮二がカメラについて楽しそうに話をするのを聞きながら、食堂のカレーを食べる。
「いた!荒木編集長、中畑さんが清書の紙束を誤って足りない状態でバイク便に出したらしく、パニックってます」
A班のメンバーが食堂に入ってきたと同時に俺の所に駆け寄って状況を説明するけど、中畑の奴…、小さく溜め息を吐くと亮二が笑う。
「悪い、席を外す」
「おう」
食堂の外に出て中畑に電話して、静かに注意して電話を切って亮二の所に戻る。
「お前が雑誌の編集長だなんて、今も信じられねぇな」
「よく言われる」
「でも俺と同じ“自分の目”で撮る奴に会えたのは嬉しいけどな」
亮二がフッと笑い、カレー蕎麦を食べる。
嬉しいだなんて初めて言われたな…、大体が『何を考えてるか分からない』だの『何も言い返してこない奴』や『高坂のお気に入りだから編集長に指名をされたんだろ』って陰口を言う奴が多いし、言い返すのは出来るけどそこに自分の時間を捕らえられるのが嫌だし、だったら本を作る時間に使いたいから陰口には無反応でいて、自分の時間を“Scoperta”を作ることに注いでそいつらを黙らせていった。
陰口を言ってた奴らは四つ葉を離れ、今はどうしているか1ミリも興味がないし、その後にスポーツ部に入ってきた社員も去る者、残る者で繰り返えされていて、今に至る。
来年度に入社予定の2人もどうなるのか分からないけど、高坂さんが言っていた“自分の目”を持つ人物がスポーツ部に残り続けてくれたらいいし、組ませたいと言った人物もだな。
亮二が四つ葉にいたらどうなるんだろ、嬉しいと言ってくれるのか?でも亮二は新聞社の専属で契約しているって言うし、望みが薄いか。でもー…
「嬉しいと言われたの、初めて言われた」
「俺だって初めて言ったぞ」
お互いフッと笑い、食べ終わったら食堂を出て2人で撮影スペースに行くのが亮二との定番となった。
「この間、新しく発売されたカメラを家電量販店でみたが、写りもいいし手に取ってみたら自分の手の中に丁度おさまって良かった」
「どこのメーカー?」
「M下電気で、本当は学生の時に買いたかったモデルもあったが、ありゃ学生に優しくない値段だよな」
「俺もレンズが欲しくて今お金を貯めてるけど、学生の頃は買えなかったな」
「だろ?今はこの漆黒のカメラが相棒だけど、初めて買ったカメラは実家に大切に保管してる」
亮二がカメラについて楽しそうに話をするのを聞きながら、食堂のカレーを食べる。
「いた!荒木編集長、中畑さんが清書の紙束を誤って足りない状態でバイク便に出したらしく、パニックってます」
A班のメンバーが食堂に入ってきたと同時に俺の所に駆け寄って状況を説明するけど、中畑の奴…、小さく溜め息を吐くと亮二が笑う。
「悪い、席を外す」
「おう」
食堂の外に出て中畑に電話して、静かに注意して電話を切って亮二の所に戻る。
「お前が雑誌の編集長だなんて、今も信じられねぇな」
「よく言われる」
「でも俺と同じ“自分の目”で撮る奴に会えたのは嬉しいけどな」
亮二がフッと笑い、カレー蕎麦を食べる。
嬉しいだなんて初めて言われたな…、大体が『何を考えてるか分からない』だの『何も言い返してこない奴』や『高坂のお気に入りだから編集長に指名をされたんだろ』って陰口を言う奴が多いし、言い返すのは出来るけどそこに自分の時間を捕らえられるのが嫌だし、だったら本を作る時間に使いたいから陰口には無反応でいて、自分の時間を“Scoperta”を作ることに注いでそいつらを黙らせていった。
陰口を言ってた奴らは四つ葉を離れ、今はどうしているか1ミリも興味がないし、その後にスポーツ部に入ってきた社員も去る者、残る者で繰り返えされていて、今に至る。
来年度に入社予定の2人もどうなるのか分からないけど、高坂さんが言っていた“自分の目”を持つ人物がスポーツ部に残り続けてくれたらいいし、組ませたいと言った人物もだな。
亮二が四つ葉にいたらどうなるんだろ、嬉しいと言ってくれるのか?でも亮二は新聞社の専属で契約しているって言うし、望みが薄いか。でもー…
「嬉しいと言われたの、初めて言われた」
「俺だって初めて言ったぞ」
お互いフッと笑い、食べ終わったら食堂を出て2人で撮影スペースに行くのが亮二との定番となった。