スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
「そこから亮二がスポーツ部と関わるようになって、現在に至る」
「私も山田先輩から三輪さんの野球の写真を見せてもらいました」
「あの写真が1番の反響があって、『保管用にもう一度買いたい』って多かった」

実際重版がかかったのはあれが初めてだし、写真を見た秋山も凄く凹んでたな。

「宝条さんと亮二の出会い方は俺達と違う出会い方だから、気持ちの持ち方は難しいと思う」
「はい…」

俺は宝条さんの右手を左手で包む。

「これからも相なれない部分で気持ちが不安定になるかも知れない」
「はい」
「でも亮二のカメラの世界は必要で、ゆっくりでいい、時間をかけて亮二の写真を見て欲しい」
「………」

宝条さんは無言で頷くけど、まだ何か思うのは仕方ない。

「……妬けます」
「え?」
「荒木さんが三輪さんの写真の必要性を話すのはわかりますが、いっぱい三輪さんの名前が出て妬いてるんです!」

少し拗ねた感じでプイッと顔をテレビの方に向けて、参ったな。

「そんな反応、狡いな」

俺は右手で宝条さんの左頬に添えて顔の向きを俺に向けると、また顔が赤い。

「…〜…」
「俺は宝条さんしか見てないけど」
「その言い方、狡いです」
「お互い様」

顔を近づけてキスをして、そのまま宝条さんをゆっくりとソファに押し倒すと俺のクッションが床に落ちたけど、今は拾わず、顔の角度を変えながら唇を重ね、宝条さんの両手が俺の背中に回されて白シャツをギュッと握るから、もっと深く唇を重ね、それはいつものテレビ放送が始まるまでキスは続いた。
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