スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
side荒木仁
シェアハウスから出ていった宝条さんを探すため、色々と探し回るが、シェアハウス周辺を本人がどこで過ごすかは聞いた事がないから、どっちから探すか。
取り敢えずスーパーに行ってお店の中に入ってぐるぐると探してもいないし、駅に行ってもその姿がなく、段々焦る。
するとスマホに着信音がして画面を見ると、高坂さんからでこんな時に…指でタップして耳にあてる。
『もしも〜…』
「今、話してる場合じゃないから切る」
通話をガチャ切りして駅から離れて、周辺を見渡しても宝条さんの姿が見えないし、あ、スマホにと思ったけど、本人の連絡先を知らないことに気づいて詰みそうになる。
こっちの道から行ってみるか…、一美経由なら宝条さんに連絡をしてもらうのは可能だけど、理由を言ったら確実に左手が飛んでくるし、先ずは俺が探し出さないと意味がない。
周辺を早歩きで移動しながら宝条さんを探し続け、腕時計を見れば後数分で日付が変わる…、これ以上見つからないなら一美の左手が飛んできても良いから電話をするかと、腹を括ろうとしてコンビニの所でスマホを掛けようとしたら、近くの公園のブランコに揺れている宝条さんを見つけ、走っていき本人の前に立つ。
はぁはぁと息を整え、俺を見上げた宝条さんは口をへの字にしてポロポロと涙を流して俯きながら泣き、俺もしゃがんで同じ視線の高さにして右手で宝条さんの左頬にそっと触れた。
「一緒に帰ろ?」
今俺が出来ることは宝条さんと一緒にシェアハウスに帰って、誠心誠意のごめんと言うことと、恐がらせてしまった気持ちを溶かしたい。
宝条さんがゆっくりとブランコから立って俺も立ち、先ずはギュッと抱きしめると、宝条さんは水色のシャツに顔を埋め、小さく声を出しながら泣く。
「恐がらせて本当にごめん」
「………」
無言で何度も頷く宝条さんの背中を優しくさする。
『せいぜいあの子を泣かせないようにしないと』
『分かってる』
三斗と約束したのに、さっそく破ってるな。
宝条さんが全部心の奥底から涙を流し切るまで、2人でずっと公園にいた。
シェアハウスから出ていった宝条さんを探すため、色々と探し回るが、シェアハウス周辺を本人がどこで過ごすかは聞いた事がないから、どっちから探すか。
取り敢えずスーパーに行ってお店の中に入ってぐるぐると探してもいないし、駅に行ってもその姿がなく、段々焦る。
するとスマホに着信音がして画面を見ると、高坂さんからでこんな時に…指でタップして耳にあてる。
『もしも〜…』
「今、話してる場合じゃないから切る」
通話をガチャ切りして駅から離れて、周辺を見渡しても宝条さんの姿が見えないし、あ、スマホにと思ったけど、本人の連絡先を知らないことに気づいて詰みそうになる。
こっちの道から行ってみるか…、一美経由なら宝条さんに連絡をしてもらうのは可能だけど、理由を言ったら確実に左手が飛んでくるし、先ずは俺が探し出さないと意味がない。
周辺を早歩きで移動しながら宝条さんを探し続け、腕時計を見れば後数分で日付が変わる…、これ以上見つからないなら一美の左手が飛んできても良いから電話をするかと、腹を括ろうとしてコンビニの所でスマホを掛けようとしたら、近くの公園のブランコに揺れている宝条さんを見つけ、走っていき本人の前に立つ。
はぁはぁと息を整え、俺を見上げた宝条さんは口をへの字にしてポロポロと涙を流して俯きながら泣き、俺もしゃがんで同じ視線の高さにして右手で宝条さんの左頬にそっと触れた。
「一緒に帰ろ?」
今俺が出来ることは宝条さんと一緒にシェアハウスに帰って、誠心誠意のごめんと言うことと、恐がらせてしまった気持ちを溶かしたい。
宝条さんがゆっくりとブランコから立って俺も立ち、先ずはギュッと抱きしめると、宝条さんは水色のシャツに顔を埋め、小さく声を出しながら泣く。
「恐がらせて本当にごめん」
「………」
無言で何度も頷く宝条さんの背中を優しくさする。
『せいぜいあの子を泣かせないようにしないと』
『分かってる』
三斗と約束したのに、さっそく破ってるな。
宝条さんが全部心の奥底から涙を流し切るまで、2人でずっと公園にいた。