スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
どれくらい時間が経ったか分からないくらい荒木さんの胸の中で思いっきり泣き続け、段々と気持ちが落ち着いてきて、ゆっくり顔を上げると、荒木さんの前髪の隙間から漆黒の瞳が私を捕らえているけど、少し瞳が揺れているのが公園の外灯の光で分かる。
「もう落ち着ました」
「本当に?」
「はい、出しきったので大丈夫です」
軽く鼻を啜り、荒木さんに微笑むと、荒木さんは腕の力を弱くして体を離す。
「そこのコンビニで温かい飲み物を買おう」
「はい」
2人でコンビニに入り、荒木さんが缶珈琲、私は柑橘系のホットのペットボトルを選び、荒木さんが黒パンツのポケットから小銭を取り出してお会計をし、コンビニの外で飲み始める。
長時間外にいたのか温かい飲み物が全身に行き渡ってほっとし、ふぅっと息を吐いた。
私から少し距離を置いて、荒木さんは一口二口と缶珈琲を飲んでいる。
「そろそろ行こう」
「はい…」
荒木さんは一気に缶珈琲を飲み干してお互いゴミ箱に容器を捨て、歩き出す。
いつもなら手を握られる筈だけど、そうならないのは何処かお互いの空気が今までとは違っていて、帰ったらちゃんと荒木さんと話せるかな?
というか、どうやって話せばいい?
そして明日も仕事があるから、きちんと原稿に向き合わないといけないのに、どうしよう…プライベートなことで仕事を疎かに出来ないし、先輩達が一生懸命自分の時間を削って書いた原稿の清書にきちんと向き合って本を作りたい。
するとぽつぽつと空から雫が落ちてきて、空を見上げると漆黒な夜空が灰色に覆われていて、その雫が振る強さが増していき、荒木さんの水色のシャツはその雫達で色が青濃くなってきた。
「急ごう」
荒木さんが私の右手を大きな左手で掴み、2人で足早にシェアハウスに向かい、靴は水溜りでぐしゃぐしゃになってるけど気にしてる暇はなくて、何とかしてシェアハウスに帰り、玄関に入ってお互いはぁはぁと息を整える。
「タオルを持ってくるから、そこにいて」
荒木さんが靴を脱いで階段を駆け上がっていき、戻ってきたら手にはタオルが2枚と黒とグレーのパーカー2着を持っていた。
「風邪を引くといけないから、宝条さんはお風呂場で着替えてきて」
「ありがとうございます」
荒木さんからグレーのパーカーとタオルを1枚受け取って、靴を脱いでお風呂場に向かい、濡れた上着を脱いで洗濯機に入れてパーカーを着て、タオルで濡れた髪を拭いていると、ドアがノックされたので『どうぞ』と答えたらドアが開いて、黒のパーカーに着替えた荒木さんが入ってきた。
荒木さんの髪は雨の雫のせいで濡れていて、本人はタオルでガシガシと拭きながら濡れてぐっしょりとなった水色のシャツを洗濯機に入れる。
「リビングに行って、話をしたい」
「分かりました」
2人でお風呂場からリビングに移動するけど、ちゃんと話せるか不安だな。
「もう落ち着ました」
「本当に?」
「はい、出しきったので大丈夫です」
軽く鼻を啜り、荒木さんに微笑むと、荒木さんは腕の力を弱くして体を離す。
「そこのコンビニで温かい飲み物を買おう」
「はい」
2人でコンビニに入り、荒木さんが缶珈琲、私は柑橘系のホットのペットボトルを選び、荒木さんが黒パンツのポケットから小銭を取り出してお会計をし、コンビニの外で飲み始める。
長時間外にいたのか温かい飲み物が全身に行き渡ってほっとし、ふぅっと息を吐いた。
私から少し距離を置いて、荒木さんは一口二口と缶珈琲を飲んでいる。
「そろそろ行こう」
「はい…」
荒木さんは一気に缶珈琲を飲み干してお互いゴミ箱に容器を捨て、歩き出す。
いつもなら手を握られる筈だけど、そうならないのは何処かお互いの空気が今までとは違っていて、帰ったらちゃんと荒木さんと話せるかな?
というか、どうやって話せばいい?
そして明日も仕事があるから、きちんと原稿に向き合わないといけないのに、どうしよう…プライベートなことで仕事を疎かに出来ないし、先輩達が一生懸命自分の時間を削って書いた原稿の清書にきちんと向き合って本を作りたい。
するとぽつぽつと空から雫が落ちてきて、空を見上げると漆黒な夜空が灰色に覆われていて、その雫が振る強さが増していき、荒木さんの水色のシャツはその雫達で色が青濃くなってきた。
「急ごう」
荒木さんが私の右手を大きな左手で掴み、2人で足早にシェアハウスに向かい、靴は水溜りでぐしゃぐしゃになってるけど気にしてる暇はなくて、何とかしてシェアハウスに帰り、玄関に入ってお互いはぁはぁと息を整える。
「タオルを持ってくるから、そこにいて」
荒木さんが靴を脱いで階段を駆け上がっていき、戻ってきたら手にはタオルが2枚と黒とグレーのパーカー2着を持っていた。
「風邪を引くといけないから、宝条さんはお風呂場で着替えてきて」
「ありがとうございます」
荒木さんからグレーのパーカーとタオルを1枚受け取って、靴を脱いでお風呂場に向かい、濡れた上着を脱いで洗濯機に入れてパーカーを着て、タオルで濡れた髪を拭いていると、ドアがノックされたので『どうぞ』と答えたらドアが開いて、黒のパーカーに着替えた荒木さんが入ってきた。
荒木さんの髪は雨の雫のせいで濡れていて、本人はタオルでガシガシと拭きながら濡れてぐっしょりとなった水色のシャツを洗濯機に入れる。
「リビングに行って、話をしたい」
「分かりました」
2人でお風呂場からリビングに移動するけど、ちゃんと話せるか不安だな。