スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
「よぉ、こんな場所で荒木に会うなんて初めてだな」
「俺も。そっちも休み?」
「休み兼、街歩きの下調べ。昼メシに付き合えよ」
「良いよ」
姫川らしい休日の過ごし方だなと思いつつ、2人で和食の店に入り、通された座敷に向かい合って座り、俺は生姜焼き、姫川はトンカツを選んで、出されるまで水を飲む。
「デカい紙袋に何が入ってんだ?」
「本。スポーツの雑誌を幾つかと、出張に行くかもしれないからそこのガイドブック」
「俺も人のことが言えないが、荒木も仕事の癖が抜けねぇな」
「確かに」
出された食事を食べ始めて、自分以外で作ってもらった料理は美味しいな。姫川もどんどん食べていて、合間合間に四つ葉の話をする。姫川はあまり俺のプライベートに干渉をしないから助かるな。
すると姫川が眉を深く寄せて箸を置いて、後ろポケットからスマホを取り出した。
「悪い、スマホの画面を見る」
「別に気にしてないから見ていい」
俺は生姜焼きに付いている野菜に箸を伸ばして口に含むんで口を動かしてると、姫川の表情がさっきは眉が深く寄せられていたのに、画面を見ながらフッと笑っている。
「何か嬉しいことがあった?」
「ん?あぁ、九条からで『プレゼンしたいお店があって、そこのお店のクッキーを買ったから、四つ葉で渡します』だとよ」
ほらと姫川がスマホの画面を俺に見せたので、画面を覗くと、宝条さんが俺に送ってくれた写真と似たようなアングルの写真だった。
「あいつも休日に仕事モードになるんだな」
「姫川の行動を良く見てる証拠じゃないの?」
「まだだな。街歩きしても取材が下手だし、文字もー…」
姫川はご飯を食べながら九条さんのことを話すが、嫌いじゃなくてきちんと仕事仲間として思っていることは伝わった。
お互い食べ終わって、新しく温かいお茶を出してもらい、啜る。
「新人のガキはどうなんだよ」
「この間、俺の取材の見学をさせた。この後も何回か同行させる」
「追加の宿題は?」
「取材班とは違う視点を持って書いてるから、新鮮さはある。ただ文章の書き方に癖があるから、雑誌に載るまでは本人の努力次第」
俺はお茶を飲んで湯呑みを静かに置く。
「あの“黒い服”の男は?」
姫川の言葉に俺は眉がピクッとなったのは、“黒い服”=亮二のことで、姫川も編集部の2階から宝条さんが亮二とのやり取りを見てるもんな。
「前に“邪魔しないで”とは言った」
「あまり余裕ぶっこいてると、いつか痛い目をみるぞ」
姫川は静かにお茶を飲み干し、お互いお会計をして店を出て、駅前で姫川と別れ、宝条さんに帰ることをスマホのメッセージで送ると、直ぐに既読になった。
『分かりました。今はスーパーで買い出しを終わって、シェアハウスに向かっている所です』
『俺も電車に乗るから、帰る』
ホームに入線した電車に乗り、シェアハウスの最寄り駅まで移動した。
「俺も。そっちも休み?」
「休み兼、街歩きの下調べ。昼メシに付き合えよ」
「良いよ」
姫川らしい休日の過ごし方だなと思いつつ、2人で和食の店に入り、通された座敷に向かい合って座り、俺は生姜焼き、姫川はトンカツを選んで、出されるまで水を飲む。
「デカい紙袋に何が入ってんだ?」
「本。スポーツの雑誌を幾つかと、出張に行くかもしれないからそこのガイドブック」
「俺も人のことが言えないが、荒木も仕事の癖が抜けねぇな」
「確かに」
出された食事を食べ始めて、自分以外で作ってもらった料理は美味しいな。姫川もどんどん食べていて、合間合間に四つ葉の話をする。姫川はあまり俺のプライベートに干渉をしないから助かるな。
すると姫川が眉を深く寄せて箸を置いて、後ろポケットからスマホを取り出した。
「悪い、スマホの画面を見る」
「別に気にしてないから見ていい」
俺は生姜焼きに付いている野菜に箸を伸ばして口に含むんで口を動かしてると、姫川の表情がさっきは眉が深く寄せられていたのに、画面を見ながらフッと笑っている。
「何か嬉しいことがあった?」
「ん?あぁ、九条からで『プレゼンしたいお店があって、そこのお店のクッキーを買ったから、四つ葉で渡します』だとよ」
ほらと姫川がスマホの画面を俺に見せたので、画面を覗くと、宝条さんが俺に送ってくれた写真と似たようなアングルの写真だった。
「あいつも休日に仕事モードになるんだな」
「姫川の行動を良く見てる証拠じゃないの?」
「まだだな。街歩きしても取材が下手だし、文字もー…」
姫川はご飯を食べながら九条さんのことを話すが、嫌いじゃなくてきちんと仕事仲間として思っていることは伝わった。
お互い食べ終わって、新しく温かいお茶を出してもらい、啜る。
「新人のガキはどうなんだよ」
「この間、俺の取材の見学をさせた。この後も何回か同行させる」
「追加の宿題は?」
「取材班とは違う視点を持って書いてるから、新鮮さはある。ただ文章の書き方に癖があるから、雑誌に載るまでは本人の努力次第」
俺はお茶を飲んで湯呑みを静かに置く。
「あの“黒い服”の男は?」
姫川の言葉に俺は眉がピクッとなったのは、“黒い服”=亮二のことで、姫川も編集部の2階から宝条さんが亮二とのやり取りを見てるもんな。
「前に“邪魔しないで”とは言った」
「あまり余裕ぶっこいてると、いつか痛い目をみるぞ」
姫川は静かにお茶を飲み干し、お互いお会計をして店を出て、駅前で姫川と別れ、宝条さんに帰ることをスマホのメッセージで送ると、直ぐに既読になった。
『分かりました。今はスーパーで買い出しを終わって、シェアハウスに向かっている所です』
『俺も電車に乗るから、帰る』
ホームに入線した電車に乗り、シェアハウスの最寄り駅まで移動した。