スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
会議室の時計は午後9時を過ぎ、会議室は高橋先輩と水野先輩と製作班で、私は山田先輩と一緒に佐藤さんが使おうとしていた写真をどうするか話し合う。
「荒木編集長がああ言っていたけど、どうしても佐藤さんが使いたい写真は残したいし、この記事のデータは青木印刷所に提出ギリギリ迄に残したいんだ」
「私も佐藤さんが“自分の目”で撮った写真が良いので、残したいです」
2人でノートパソコンに表示されている佐藤さんの写真を眺め、同時にはぁと溜め息を吐く。
「高橋も今日はBの纏めようと頑張ってたね」
「全然です。佐藤さんは俺達の原稿によく目を向けてくれますし、取材の進捗も細く見てくれて。石毛のラグビーだって、佐藤さんはルールブックを細く読んで改定されれば付箋やノートに書いて、よく石毛と盛り上がってますから、俺はまだそこまで到達が出来てないです」
中畑さんが高橋先輩に労いをすると、高橋先輩は私達が知らない佐藤さんのメンバーとの関わり方を話してくれた。
「高橋の話しに重なりますが、佐藤さんって俺達A班の原稿も全部目を通してますよ」
「そうなんですか?!」
水野先輩が原稿を書く手を止めて、顔を上げて佐藤さんの事を話すので、私は思わず大きな声でそうなんですかって言っちゃった。
「前に原稿を書いてたら、『この前書いた原稿、この言葉の使い方はすごく良い。この選手ってこの先は海外を視野に入れてるよね』って。俺が個人的に取材をさせてもらっている選手の事も知っていて、ちゃんと編集部のメンバーの事を見ていてくれてるんだって、嬉しかったです」
水野先輩は小さく微笑むと、今度は表情が真剣になる。
「だからこそ自分の力でページを取りたくて、佐藤さんとは原稿で勝負したくて、“1ミリも嬉しくないです”って高坂専務や荒木編集長に言い返したんです」
水野先輩はあの時の言葉の意味を明かして、その目は真剣で、水野先輩もこんなにも情熱を持って原稿に向き合っているんだ。
「俺は水野さんが言った『代わりなんて真っ平御免です』って言葉、格好いいと思いました」
「男に言われると照れるな」
高橋先輩が水野先輩にそう言うと、水野先輩は照れくさそうに笑う。
「荒木編集長が3日で書くって言ったから俺も燃えてきたので、荒木編集長に挑もうって新しく書いてます」
凄い、水野先輩って自分の力で取ろうとする意気込みが凄いし、私も宿題の3つ目を出して、自分の企画に着手したい…、ううん、着手しなきゃ。
先ずは書く環境を整え無いといけないから、目の前の写真のことから取り組んで、シェアハウスで企画に着手しよう。
「山田先輩!ここからここまでは写真を残して、選手のユニフォームの解像度ももう少し明るくしますか?」
「そうだね。ここはー…」
その話し合いは午後9時30分迄続き、私は一足先に上がらせてもらう事になり、先輩達に挨拶をして会議室を出ていった。
「荒木編集長がああ言っていたけど、どうしても佐藤さんが使いたい写真は残したいし、この記事のデータは青木印刷所に提出ギリギリ迄に残したいんだ」
「私も佐藤さんが“自分の目”で撮った写真が良いので、残したいです」
2人でノートパソコンに表示されている佐藤さんの写真を眺め、同時にはぁと溜め息を吐く。
「高橋も今日はBの纏めようと頑張ってたね」
「全然です。佐藤さんは俺達の原稿によく目を向けてくれますし、取材の進捗も細く見てくれて。石毛のラグビーだって、佐藤さんはルールブックを細く読んで改定されれば付箋やノートに書いて、よく石毛と盛り上がってますから、俺はまだそこまで到達が出来てないです」
中畑さんが高橋先輩に労いをすると、高橋先輩は私達が知らない佐藤さんのメンバーとの関わり方を話してくれた。
「高橋の話しに重なりますが、佐藤さんって俺達A班の原稿も全部目を通してますよ」
「そうなんですか?!」
水野先輩が原稿を書く手を止めて、顔を上げて佐藤さんの事を話すので、私は思わず大きな声でそうなんですかって言っちゃった。
「前に原稿を書いてたら、『この前書いた原稿、この言葉の使い方はすごく良い。この選手ってこの先は海外を視野に入れてるよね』って。俺が個人的に取材をさせてもらっている選手の事も知っていて、ちゃんと編集部のメンバーの事を見ていてくれてるんだって、嬉しかったです」
水野先輩は小さく微笑むと、今度は表情が真剣になる。
「だからこそ自分の力でページを取りたくて、佐藤さんとは原稿で勝負したくて、“1ミリも嬉しくないです”って高坂専務や荒木編集長に言い返したんです」
水野先輩はあの時の言葉の意味を明かして、その目は真剣で、水野先輩もこんなにも情熱を持って原稿に向き合っているんだ。
「俺は水野さんが言った『代わりなんて真っ平御免です』って言葉、格好いいと思いました」
「男に言われると照れるな」
高橋先輩が水野先輩にそう言うと、水野先輩は照れくさそうに笑う。
「荒木編集長が3日で書くって言ったから俺も燃えてきたので、荒木編集長に挑もうって新しく書いてます」
凄い、水野先輩って自分の力で取ろうとする意気込みが凄いし、私も宿題の3つ目を出して、自分の企画に着手したい…、ううん、着手しなきゃ。
先ずは書く環境を整え無いといけないから、目の前の写真のことから取り組んで、シェアハウスで企画に着手しよう。
「山田先輩!ここからここまでは写真を残して、選手のユニフォームの解像度ももう少し明るくしますか?」
「そうだね。ここはー…」
その話し合いは午後9時30分迄続き、私は一足先に上がらせてもらう事になり、先輩達に挨拶をして会議室を出ていった。