スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
3人で四つ葉を出たのが午後11時になっていて、俺はタクシーで姫川と途中まで相乗りすることになった。
「悪りぃな、乗せてもらって」
「別に。方向的には一緒だし」
普段別々に帰るけど姫川と帰るのは嫌じゃないし、破られた原稿を拾ったお礼が今川焼だけってのもあり、俺が右側で姫川は左側の席に座って、タクシーが走り出し、俺は車窓の景色を眺めた。
「お前の原稿は順調なのかよ」
「3日で佐藤の分のページを書く」
「3日かよ」
「書ける」
「無理すんなって言っても、やるだろうな」
「ああ」
俺はずっと外を見る。
「4日後にメシに付き合えよ。奢る」
「楽しみにしておく」
「それまではちゃんと白米を食え。ふらふらで書いてたら右手でお見舞いするぞ」
「暴力反対」
「うっせぇ、そう言わなきゃ水とパンだけしか食わねぇ奴だろーが」
「雑炊や焼きそばを作ってるけど」
そこから姫川が降りるまで話しが続き、タクシーがシェアハウスに着いたのは深夜1時で、静かに玄関のドアを開け、靴を脱いでリビングに入ると宝条さんがローテーブルに突っ伏して寝ていた。
本人の突っ伏している腕の下にはノートやルーズリーフが何枚かあり、宿題か自主学習でもしていたのか。
俺はバックを静かに小さいソファに置いて、リビングを出て階段を上がり、和室から掛け布団を持って1階のリビングに戻り、一旦カーペットに置いて宝条さんの傍に行き、しゃがんで宝条さんの腕を取ってゆっくりと体を自分の方に向けてお姫様抱っこの体制にした。
「よっと」
小さい声を出して立ち上がり、大きいソファの方へ歩こうとしたら宝条さんの瞼がパチっと開く。
「え?荒木さ…、あれ?」
「起きた?」
「あの、この体制って、お、重いので降ろして下さい!」
「危ないから、動かないで」
「でも!重いですってば!!」
宝条さんはパニック気味に足をバタバタさせるが、お構いなしに俺は大きいソファ迄歩き出すと、観念したのか宝条さんは落ちないように両腕を俺の首の所に回す。
「ソファに降ろすよ」
「はい…」
慎重にしゃがんで宝条さんを大きなソファに降ろし、ゆっくりと押し倒すと、宝条さんの顔は苺のように真っ赤だ。
「今日、佐藤のことで不安がらせてごめん」
「少し不安になりましたが、今は出来る事に向き合おうって思います」
「そっか…」
宝条さんがそっと右手を伸ばして、俺の左頬に添えて微笑む。
「荒木さんは今はどう思ってるんですか?」
「俺は…」
「はい」
「俺は佐藤に戻ってきて欲しい」
「私もそう思います」
俺は宝条さんの右手を自分の左手で重ね、手に取って唇を啄みながら沢山のキスをしていく。
唇を手の甲に音を出して離して、宝条さんの顔を見るとまだ真っ赤。
「今は甘えたいけど、良い?」
「はい…」
「良かった」
顔を近づかせると宝条さんは瞼を閉じ、俺も瞼を閉じて唇を重ねた。
そっと重ねれば深くしたり、啄んだり、熱を差し込んで絡め合ったり…、不安がらせてごめんって言ったのに、本当は俺のほうが不安だったかもしれなくて、甘えたいって言ったのはそのせいかもしれない。
音を出して唇を離したら、宝条さんは優しく微笑む。
「ここで一緒に寝ませんか?」
「ああ、一緒に寝たい。傍にいて欲しい」
体を起こして2人でローテーブルを動かして、電気を消して2人でカーペットの上にごろんと横になって掛け布団を掛けた。
俺は宝条さんを抱き寄せて瞼を閉じる。
「明日は朝一緒にご飯を食べたいです」
「食べよう。佐藤の代わりの原稿に集中するから夜はバラバラだけど、朝は一緒に過ごしたい」
「はい、今日お味噌を買ったのでお味噌汁はつけれます」
「良いな。一緒に作ろう」
「作りましょ。あ、あの荒木さん」
「ん?」
「2分だけ、ギュッとして欲しいです」
参ったな、そんな伝え方が擽ったいけど、俺は宝条さんをギュッと包み込むと、宝条さんも俺の服をギュッと握り、お互いお休みなさいと言い、意識を手放した。
「悪りぃな、乗せてもらって」
「別に。方向的には一緒だし」
普段別々に帰るけど姫川と帰るのは嫌じゃないし、破られた原稿を拾ったお礼が今川焼だけってのもあり、俺が右側で姫川は左側の席に座って、タクシーが走り出し、俺は車窓の景色を眺めた。
「お前の原稿は順調なのかよ」
「3日で佐藤の分のページを書く」
「3日かよ」
「書ける」
「無理すんなって言っても、やるだろうな」
「ああ」
俺はずっと外を見る。
「4日後にメシに付き合えよ。奢る」
「楽しみにしておく」
「それまではちゃんと白米を食え。ふらふらで書いてたら右手でお見舞いするぞ」
「暴力反対」
「うっせぇ、そう言わなきゃ水とパンだけしか食わねぇ奴だろーが」
「雑炊や焼きそばを作ってるけど」
そこから姫川が降りるまで話しが続き、タクシーがシェアハウスに着いたのは深夜1時で、静かに玄関のドアを開け、靴を脱いでリビングに入ると宝条さんがローテーブルに突っ伏して寝ていた。
本人の突っ伏している腕の下にはノートやルーズリーフが何枚かあり、宿題か自主学習でもしていたのか。
俺はバックを静かに小さいソファに置いて、リビングを出て階段を上がり、和室から掛け布団を持って1階のリビングに戻り、一旦カーペットに置いて宝条さんの傍に行き、しゃがんで宝条さんの腕を取ってゆっくりと体を自分の方に向けてお姫様抱っこの体制にした。
「よっと」
小さい声を出して立ち上がり、大きいソファの方へ歩こうとしたら宝条さんの瞼がパチっと開く。
「え?荒木さ…、あれ?」
「起きた?」
「あの、この体制って、お、重いので降ろして下さい!」
「危ないから、動かないで」
「でも!重いですってば!!」
宝条さんはパニック気味に足をバタバタさせるが、お構いなしに俺は大きいソファ迄歩き出すと、観念したのか宝条さんは落ちないように両腕を俺の首の所に回す。
「ソファに降ろすよ」
「はい…」
慎重にしゃがんで宝条さんを大きなソファに降ろし、ゆっくりと押し倒すと、宝条さんの顔は苺のように真っ赤だ。
「今日、佐藤のことで不安がらせてごめん」
「少し不安になりましたが、今は出来る事に向き合おうって思います」
「そっか…」
宝条さんがそっと右手を伸ばして、俺の左頬に添えて微笑む。
「荒木さんは今はどう思ってるんですか?」
「俺は…」
「はい」
「俺は佐藤に戻ってきて欲しい」
「私もそう思います」
俺は宝条さんの右手を自分の左手で重ね、手に取って唇を啄みながら沢山のキスをしていく。
唇を手の甲に音を出して離して、宝条さんの顔を見るとまだ真っ赤。
「今は甘えたいけど、良い?」
「はい…」
「良かった」
顔を近づかせると宝条さんは瞼を閉じ、俺も瞼を閉じて唇を重ねた。
そっと重ねれば深くしたり、啄んだり、熱を差し込んで絡め合ったり…、不安がらせてごめんって言ったのに、本当は俺のほうが不安だったかもしれなくて、甘えたいって言ったのはそのせいかもしれない。
音を出して唇を離したら、宝条さんは優しく微笑む。
「ここで一緒に寝ませんか?」
「ああ、一緒に寝たい。傍にいて欲しい」
体を起こして2人でローテーブルを動かして、電気を消して2人でカーペットの上にごろんと横になって掛け布団を掛けた。
俺は宝条さんを抱き寄せて瞼を閉じる。
「明日は朝一緒にご飯を食べたいです」
「食べよう。佐藤の代わりの原稿に集中するから夜はバラバラだけど、朝は一緒に過ごしたい」
「はい、今日お味噌を買ったのでお味噌汁はつけれます」
「良いな。一緒に作ろう」
「作りましょ。あ、あの荒木さん」
「ん?」
「2分だけ、ギュッとして欲しいです」
参ったな、そんな伝え方が擽ったいけど、俺は宝条さんをギュッと包み込むと、宝条さんも俺の服をギュッと握り、お互いお休みなさいと言い、意識を手放した。