スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
◇入院1
目を覚ますと、シェアハウスのリビングでもない、自分の部屋の天井でもない、ベージュの色の天井と、周りを見ると少しだけ独特な匂いとホテルの部屋ですか?!という位の大きな椅子とテーブルと大型テレビがある。
ここ、何処?と言うか、確かシェアハウスのお風呂場で準備をしていて、その時少し気分が悪いなって思っていたら、ぷつっとそこで意識が無くて…コンコンとドアがノックされたので『はい』と返事をしたら白衣の女性の看護師さんが入ってきて、ああ、ここ病院なんだと理解した。
「目が覚めましたね」
「あの、どうして私がここに?」
私がゆっくりとベットから起きる。
「同居人の女性がお風呂場で倒れたと救急車を呼んで、救急で運ばれたんですよ。ご両親が外にいますので、呼びますね」
そう言うとドアを開けて、お父さんとお母さんが入ってきて、お母さんが私をギュッと抱きしめた。
「あなたは全く!ちゃんとご飯を食べて、寝ていないからそうなるのよ!」
「え?ええ?」
「お医者さんが『過労と心労もありますが、きちんと睡眠を取るように。食事も食べないと体重が年齢の平均値よりも下がっています。3日は入院です』だって」
お父さんが病症を説明してくれて、手には大きなボストンバックを持っていた。
「実家から寝間着と下着を幾つか持ってきたぞ。それと四つ葉の高坂専務という方が最初は相部屋だったけど、この個室にするように配慮をしていただいたので、私と母さんは明日四つ葉に挨拶をしにいくからな」
お母さんはそっと腕の力を解くと、お父さんは心配とした表情で私の側に来る。
「辛くないか?編集者になって、今はどうなんだ?」
「辛くないよ。本を作るという編集の世界が“好き”になってきてるんだ」
お父さんの言葉に私は真っ直ぐ答えて、微笑む。
この気持ちは本当で、四つ葉に入って沢山の事を経験させてもらって、特に荒木さんのこの言葉は一生胸に刻まれて、忘れることはないよ。
「同居人の女性の人にもお礼をしなきゃね。良いケーキを選ばないと」
「え?女性?」
お母さんが同居人を女性と言うけど、同居人は男性で荒木さんな…、あ!そうだ、お父さん達には男性と同居しているって話してない。
「何言ってんのよ。真琴が不動産に行って決めたシェアハウスに住んでいる“荒木一美”さんがあなたが倒れたと、救急車を呼んでくれたのよ」
「同じ女性だから着替えもどうするか、『必要な着替えや女性用の日用品があれば遠慮なく言って下さい』と、お父さん達が来るまで入院の手続きまでしてくれたぞ」
一美さん…、仕事で忙しい筈なのに色々としてしてくれたんだ…、でも本当は男性の荒木さんと一緒に住んでいるし、お父さん達に嘘をついているのが苦しい。
「今はゆっくり横になりなさい。お母さんとまた面会時間に来るから」
「うん、ありがとう」
お父さん達は病室を出て行き、看護師さんが入ってきた。
ここ、何処?と言うか、確かシェアハウスのお風呂場で準備をしていて、その時少し気分が悪いなって思っていたら、ぷつっとそこで意識が無くて…コンコンとドアがノックされたので『はい』と返事をしたら白衣の女性の看護師さんが入ってきて、ああ、ここ病院なんだと理解した。
「目が覚めましたね」
「あの、どうして私がここに?」
私がゆっくりとベットから起きる。
「同居人の女性がお風呂場で倒れたと救急車を呼んで、救急で運ばれたんですよ。ご両親が外にいますので、呼びますね」
そう言うとドアを開けて、お父さんとお母さんが入ってきて、お母さんが私をギュッと抱きしめた。
「あなたは全く!ちゃんとご飯を食べて、寝ていないからそうなるのよ!」
「え?ええ?」
「お医者さんが『過労と心労もありますが、きちんと睡眠を取るように。食事も食べないと体重が年齢の平均値よりも下がっています。3日は入院です』だって」
お父さんが病症を説明してくれて、手には大きなボストンバックを持っていた。
「実家から寝間着と下着を幾つか持ってきたぞ。それと四つ葉の高坂専務という方が最初は相部屋だったけど、この個室にするように配慮をしていただいたので、私と母さんは明日四つ葉に挨拶をしにいくからな」
お母さんはそっと腕の力を解くと、お父さんは心配とした表情で私の側に来る。
「辛くないか?編集者になって、今はどうなんだ?」
「辛くないよ。本を作るという編集の世界が“好き”になってきてるんだ」
お父さんの言葉に私は真っ直ぐ答えて、微笑む。
この気持ちは本当で、四つ葉に入って沢山の事を経験させてもらって、特に荒木さんのこの言葉は一生胸に刻まれて、忘れることはないよ。
「同居人の女性の人にもお礼をしなきゃね。良いケーキを選ばないと」
「え?女性?」
お母さんが同居人を女性と言うけど、同居人は男性で荒木さんな…、あ!そうだ、お父さん達には男性と同居しているって話してない。
「何言ってんのよ。真琴が不動産に行って決めたシェアハウスに住んでいる“荒木一美”さんがあなたが倒れたと、救急車を呼んでくれたのよ」
「同じ女性だから着替えもどうするか、『必要な着替えや女性用の日用品があれば遠慮なく言って下さい』と、お父さん達が来るまで入院の手続きまでしてくれたぞ」
一美さん…、仕事で忙しい筈なのに色々としてしてくれたんだ…、でも本当は男性の荒木さんと一緒に住んでいるし、お父さん達に嘘をついているのが苦しい。
「今はゆっくり横になりなさい。お母さんとまた面会時間に来るから」
「うん、ありがとう」
お父さん達は病室を出て行き、看護師さんが入ってきた。