スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
車が目的地に到着し、降りて高坂さんと皆でビルに入り、監督室に通されると監督とキャプテン、そして石井選手がいた。
「お忙しい中、お時間を頂いてありがとうございます」
「こちらこそ、本来でしたら我々が行かないといけないのに申し訳ございません」
「いいえ。報道陣の目がありますし、俺も頭の固いおっさん相手より可愛い部下の為に動く方が良いので」
高坂さんは場の雰囲気を和ませようと話し、高坂さんは紙袋から菓子折りを取り出して監督に差し出す。
「宝条は本日、退院しました。これは“選手の皆さん”で召し上がって下さい」
「……はい。今回は私の目が届いてなくてすいません。ほら、石井も」
「俺個人の行動でお騒がせして、すいませんでした」
石井選手が深く頭を下げるが、両手をギュッと強く握りしめる姿を見て、石井選手の宝条さんに対する気持ちが真剣だと伝わり、キャプテンがそっと石井選手の頭に手を置く。
「俺も取材の時に宝条さんとの事を茶化してしまった所もあって、反省しています。キーパーの林も良かれと思って贈り物の相談を助言したそうで、まさか本気で贈ったとは。石井も頭を上げな」
キャプテンの言葉に石井選手が頭を上げる。
「宝条さんの反応はどうでした?」
「俺の知り合いの医師がその様子を見てましたが、『わぁ、これだけあるといつでも栄養が採れて助かりますね!』ですって」
「俺の気持ち、伝わってねぇ〜」
高坂さんが楽しそうに様子を話すと、石井選手はがっくりしてしゃがみ、キャプテンと監督は石井選手の落胆ぶりに思いっきり笑い出す。
「残念だなぁ」
「監督も笑いすぎです!林さんが『俺がおすすめする栄養だから気に入るぞ』って言うから、付き添って貰って買いに行ったんですよ!」
「マジか?だから林がニヤニヤしながら帰ってきたんだ」
「うわぁ~林さん、そんなニヤニヤしてたんですか?この後の練習の時、キックの力をめちゃ強くして蹴ろう」
石井選手はムスとしつつ、表情は何処か晴れている。
「この後、林選手を呼び出して取材して見る?」
「良いですね。田所さんの話術で引き出して下さいよ」
「任せろ」
田所も水野と盛り上がっているが、後は秋山だな。
「私は先に失礼しますね。今後も部下の事で何かあれば遠慮なく話してください」
「ええ。我々も折角四つ葉さんと知り合えたので、ご縁を大切にしたいです」
監督と高坂さんが握手し、俺達は一旦監督室を出る。
「一旦はこれで終わりだな。まぁ石井選手が簡単に諦めるタイプではなさそうだし、田所達も選手の事で何か気になったらいつでも俺と仁に言ってね」
それじゃあと高坂さんは先に帰り、俺達はグラウンドに出て、練習を見学させてもらうことになった。
「お忙しい中、お時間を頂いてありがとうございます」
「こちらこそ、本来でしたら我々が行かないといけないのに申し訳ございません」
「いいえ。報道陣の目がありますし、俺も頭の固いおっさん相手より可愛い部下の為に動く方が良いので」
高坂さんは場の雰囲気を和ませようと話し、高坂さんは紙袋から菓子折りを取り出して監督に差し出す。
「宝条は本日、退院しました。これは“選手の皆さん”で召し上がって下さい」
「……はい。今回は私の目が届いてなくてすいません。ほら、石井も」
「俺個人の行動でお騒がせして、すいませんでした」
石井選手が深く頭を下げるが、両手をギュッと強く握りしめる姿を見て、石井選手の宝条さんに対する気持ちが真剣だと伝わり、キャプテンがそっと石井選手の頭に手を置く。
「俺も取材の時に宝条さんとの事を茶化してしまった所もあって、反省しています。キーパーの林も良かれと思って贈り物の相談を助言したそうで、まさか本気で贈ったとは。石井も頭を上げな」
キャプテンの言葉に石井選手が頭を上げる。
「宝条さんの反応はどうでした?」
「俺の知り合いの医師がその様子を見てましたが、『わぁ、これだけあるといつでも栄養が採れて助かりますね!』ですって」
「俺の気持ち、伝わってねぇ〜」
高坂さんが楽しそうに様子を話すと、石井選手はがっくりしてしゃがみ、キャプテンと監督は石井選手の落胆ぶりに思いっきり笑い出す。
「残念だなぁ」
「監督も笑いすぎです!林さんが『俺がおすすめする栄養だから気に入るぞ』って言うから、付き添って貰って買いに行ったんですよ!」
「マジか?だから林がニヤニヤしながら帰ってきたんだ」
「うわぁ~林さん、そんなニヤニヤしてたんですか?この後の練習の時、キックの力をめちゃ強くして蹴ろう」
石井選手はムスとしつつ、表情は何処か晴れている。
「この後、林選手を呼び出して取材して見る?」
「良いですね。田所さんの話術で引き出して下さいよ」
「任せろ」
田所も水野と盛り上がっているが、後は秋山だな。
「私は先に失礼しますね。今後も部下の事で何かあれば遠慮なく話してください」
「ええ。我々も折角四つ葉さんと知り合えたので、ご縁を大切にしたいです」
監督と高坂さんが握手し、俺達は一旦監督室を出る。
「一旦はこれで終わりだな。まぁ石井選手が簡単に諦めるタイプではなさそうだし、田所達も選手の事で何か気になったらいつでも俺と仁に言ってね」
それじゃあと高坂さんは先に帰り、俺達はグラウンドに出て、練習を見学させてもらうことになった。