スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
中に入って俺の机の上に荷物を置いて、宝条さんもベットの側に荷物を置いて、俺は掛け布団を捲って宝条さんと一緒に座る。
宝条さんに高坂さんと話しをしたことを伝えなければと、一度小さく息を吸って吐いた。
「高坂さんと宝条さんの今後のことを話した」
「取材、行っても良いんですか?」
「申し訳ないけど、暫く製作の仕事に専念をして欲しい」
「え…、昨日は取材に行けるようにって…」
宝条さんはショックを受けた表情をするけれど、そうだよな、俺だって自信たっぷりに行けるようにするって言ったのに、結果がこれだから期待を壊してしまった。
「期待を裏切って申し訳ない。製作と取材を行ったり来たりは心身の負担がかかるし、今回の入院の事で俺もスケジュールの取り方を反省した」
「………分かりました」
「ご免。先ずは本を作るペースを覚えていこう。中畑達もいるけれど放置はしないし、俺が傍で見ているから」
俺は宝条さんの左手を自分の右手に重ねて包む。
「製作も好きですし、荒木さんの取材を間近で見れることが凄く良くて、幸せで…」
「ああ」
「もっともっと傍で見たいですし、先輩達の原稿に触れさせもらって沢山の言葉に触れるのが勉強になるし、アドバイスも嬉しくて…」
宝条さんの瞳が徐々に潤んで口がへの字になっている。
「あれもこれもって我儘ですか?」
「倒れたら意味が無いし、俺も宝条さんの体調や心の負担に気づけなくてご免」
「負担になってはいないです!」
宝条さんは意地を張っている様な気がして、表情も怒っている。
「現実は倒れているんだし、自分の限界を分かっていないと駄目だ」
俺は強い口調で言うとハッとし、宝条さんの顔を見ると本人は俯いて袖口で目元を拭っていた。
「宝条さ…」
「自分の部屋に戻ります」
宝条さんはベットから降りてバックを手に取って俺の部屋から出ていき、俺は追いかけることが出来なかった。
いや、多分出ていくのを止めても口論になっていただろうし…、だけど…、俺の手から離れていくあの感触は堪える。
俺はベットから降りて自分の部屋を出て、宝条さんのドアを数回ノックするけれど、開かれる事は無かった。
宝条さんに高坂さんと話しをしたことを伝えなければと、一度小さく息を吸って吐いた。
「高坂さんと宝条さんの今後のことを話した」
「取材、行っても良いんですか?」
「申し訳ないけど、暫く製作の仕事に専念をして欲しい」
「え…、昨日は取材に行けるようにって…」
宝条さんはショックを受けた表情をするけれど、そうだよな、俺だって自信たっぷりに行けるようにするって言ったのに、結果がこれだから期待を壊してしまった。
「期待を裏切って申し訳ない。製作と取材を行ったり来たりは心身の負担がかかるし、今回の入院の事で俺もスケジュールの取り方を反省した」
「………分かりました」
「ご免。先ずは本を作るペースを覚えていこう。中畑達もいるけれど放置はしないし、俺が傍で見ているから」
俺は宝条さんの左手を自分の右手に重ねて包む。
「製作も好きですし、荒木さんの取材を間近で見れることが凄く良くて、幸せで…」
「ああ」
「もっともっと傍で見たいですし、先輩達の原稿に触れさせもらって沢山の言葉に触れるのが勉強になるし、アドバイスも嬉しくて…」
宝条さんの瞳が徐々に潤んで口がへの字になっている。
「あれもこれもって我儘ですか?」
「倒れたら意味が無いし、俺も宝条さんの体調や心の負担に気づけなくてご免」
「負担になってはいないです!」
宝条さんは意地を張っている様な気がして、表情も怒っている。
「現実は倒れているんだし、自分の限界を分かっていないと駄目だ」
俺は強い口調で言うとハッとし、宝条さんの顔を見ると本人は俯いて袖口で目元を拭っていた。
「宝条さ…」
「自分の部屋に戻ります」
宝条さんはベットから降りてバックを手に取って俺の部屋から出ていき、俺は追いかけることが出来なかった。
いや、多分出ていくのを止めても口論になっていただろうし…、だけど…、俺の手から離れていくあの感触は堪える。
俺はベットから降りて自分の部屋を出て、宝条さんのドアを数回ノックするけれど、開かれる事は無かった。