スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
シェアハウスの最寄り駅の近くにあるファストフード店を入って、気分的に暖かい飲み物が欲しくなり、メニューを見たらホットミルクは無くて、クラムチャウダーなら良いかもと注文して席で待つ。
荒木さんはあとどれくらいで着くかな?橘さんのことを話したいって言ってたけど、最後まで聞けるかな?
『一緒に帰ろう?』ー…、久しぶりに聞けたな…、一緒に住んでいても行きも帰りもバラバラで、今日なんて告白の部分を見てしまったし、荒木さんって本当に四つ葉の社員に人気なんだなと思う。
しかも橘さんに抱きつかれて…、私だって自分から抱きついたことなんて甘えた時の1回だけだったし…、胸の痛みもあれば段々ムカッとしてきた。
少しづつスープを飲み、やがてお店のドアが開くと荒木さんの姿が見えて、本人は私の所に来て対面の椅子にバックを置く。
「飲み物を買うから待っていて」
「はい」
荒木さんはカウンターで飲み物を頼み、カップを受け取ってこっちに来て、対面の席に改めて座る。
「………」
「………」
お互い何も話さず飲み続け、荒木さんはカップを静かに置いた。
「外に出よう」
「はい」
私はスープカップの中身を全て飲んで、荒木さんもぐびっと飲みきってファストフード店を出て、シェアハウスに向けて歩き出すと、荒木さんは大きな左手で私の右手を優しく握り、私は荒木さんの方に見上げたら本人はずっと前を向いている。
「俺の部屋で話をしたい」
「分かりました」
荒木さんの手を握る力が少し強くなり、私も少しだけきゅっと握り返し、シェアハウスに着くと靴を脱いで階段を上がり、荒木さんの部屋に入ると、部屋の電気はつけずに水槽の灯りを頼りにベットに腰掛けて、バックは床に置いて体だけ向かい合う。
「橘さんに告白された」
「知っていますというか、階段を降りた時に2人に気付きました」
「そっか…、抱きつかれたのは予想外だったし、傷つけてご免」
「………」
縦にも横にも振る事が出来なくて、ただ真っ直ぐ荒木さんを見つめる。
「直ぐに追いかけたかったのが出来なくて、あの後さ、橘さんにはっきりと迷惑だし、構わないでって言った」
私が2人の前を通り過ぎた後は、そう言う状況だったんだ…。
「その後さ、亮二から電話が来て、宝条さんが泣いているって話をされた。自分勝手な事を言うけど、宝条さんが泣いている顔を亮二に見られるのって嫌だし、一緒に過ごすだけでも嫌だった」
「三輪さんに会ったのは偶然ですよ」
「それでも好きな人が他の男といるのは嫌」
“好きな人”…、荒木さんからそう言われると、胸の高鳴りが広がってくるけれど…
「私は抱きつかれたのはショックでした。私だって抱きつくのは甘えた時の1回しかないのに、触れられるのは心が痛かったですし、ムカッとしましたよ?」
「俺だって宝条さんが色んな男から好意を寄せられているのはムカつくけど」
「え〜、そんな人がいるんですか?」
こんな私に好意を寄せるって珍しいというか、他にも可愛い人だっているのにな。
「好意に気づいてないか…、でも亮二にだけは絶対に宝条さんを奪われたくない」
荒木さんの前髪で表情は分からないけれど、ストレートな気持ちは伝わるし、荒木さんが大きな両手で私の頬を優しく包む。
「さっき亮二とはどんな話しをしていた?」
「えっと、話はしていないです。私はずっと泣きながらいたので、三輪さんはずっと前でバイクを押して歩いていました。あ、でも…」
「でも?」
どうしよう、帽子を返そうとした時の事を言ってもいいのかな?
「ちゃんと話して欲しい」
「えっと…帽子を返そうとしたらー…という事をされました」
最後は小さい声で三輪さんから息を吹きかけられた事を荒木さんに話すと、荒木さんは溜め息を吐く。
「亮二の奴…」
「でもそれだけで…ひゃあ…」
荒木さんが私の右耳に顔を寄せて、右耳に唇を寄せてキスをすると、何度も啄んだり耳朶を甘噛みするので、体がビクッとする。
「あ、荒木さ…」
“ん”という言葉が続かないのは、ずっと啄んだキスが続いて口が上手く動かない。
「亮二より俺だけを見ていて」
「み、見ていま…す」
啄んだキスの嵐が止まり、荒木さんはおでこをコツんと合わせ、もう少しでお互いの唇が重なりそうな距離だ。
「宝条さんは?」
私は…私だって…
「四つ葉の誰よりも見ていて欲しいです」
「宝条さんしか見ていないし、安心して」
「ん…」
お互いの唇が重なって、私は荒木さんの白シャツをギュッと握るとゆっくりとベットに押し倒され、荒木さんが唇を離すと体を起こして、白シャツのボタンに指をかけて、2つ外す。
「前にここで言ったこと、覚えている?」
「覚えています」
前は一線を越えられなくて、その時の荒木さんが言った言葉は覚えているし、忘れるはずがない。
『次はもう止まらないし、大切に触れるから覚悟して』
この言葉が今ここで起ころうとしていて、怖いというよりも胸の高鳴りが全身から溢れ出そうで、それを抑えようとゴクッと唾を飲み込んだ。
「今からするのはきっと小説よりも現実は怖いかもしれないけど…、でも俺の想いを受け取って欲しいし、宝条さんの全てを俺にだけ見せて?」
あぁ…こんなにも想いを伝えてくれる人はこの先誰も現れないし、荒木さんしか…、私はゆっくりと両腕を荒木さんに向けて広げる。
「私の…、私の全ては荒木さんだけです」
「ありがとう」
荒木さんの顔がゆっくり近付いて、ベットの軋む音がギシッと鳴った。
荒木さんはあとどれくらいで着くかな?橘さんのことを話したいって言ってたけど、最後まで聞けるかな?
『一緒に帰ろう?』ー…、久しぶりに聞けたな…、一緒に住んでいても行きも帰りもバラバラで、今日なんて告白の部分を見てしまったし、荒木さんって本当に四つ葉の社員に人気なんだなと思う。
しかも橘さんに抱きつかれて…、私だって自分から抱きついたことなんて甘えた時の1回だけだったし…、胸の痛みもあれば段々ムカッとしてきた。
少しづつスープを飲み、やがてお店のドアが開くと荒木さんの姿が見えて、本人は私の所に来て対面の椅子にバックを置く。
「飲み物を買うから待っていて」
「はい」
荒木さんはカウンターで飲み物を頼み、カップを受け取ってこっちに来て、対面の席に改めて座る。
「………」
「………」
お互い何も話さず飲み続け、荒木さんはカップを静かに置いた。
「外に出よう」
「はい」
私はスープカップの中身を全て飲んで、荒木さんもぐびっと飲みきってファストフード店を出て、シェアハウスに向けて歩き出すと、荒木さんは大きな左手で私の右手を優しく握り、私は荒木さんの方に見上げたら本人はずっと前を向いている。
「俺の部屋で話をしたい」
「分かりました」
荒木さんの手を握る力が少し強くなり、私も少しだけきゅっと握り返し、シェアハウスに着くと靴を脱いで階段を上がり、荒木さんの部屋に入ると、部屋の電気はつけずに水槽の灯りを頼りにベットに腰掛けて、バックは床に置いて体だけ向かい合う。
「橘さんに告白された」
「知っていますというか、階段を降りた時に2人に気付きました」
「そっか…、抱きつかれたのは予想外だったし、傷つけてご免」
「………」
縦にも横にも振る事が出来なくて、ただ真っ直ぐ荒木さんを見つめる。
「直ぐに追いかけたかったのが出来なくて、あの後さ、橘さんにはっきりと迷惑だし、構わないでって言った」
私が2人の前を通り過ぎた後は、そう言う状況だったんだ…。
「その後さ、亮二から電話が来て、宝条さんが泣いているって話をされた。自分勝手な事を言うけど、宝条さんが泣いている顔を亮二に見られるのって嫌だし、一緒に過ごすだけでも嫌だった」
「三輪さんに会ったのは偶然ですよ」
「それでも好きな人が他の男といるのは嫌」
“好きな人”…、荒木さんからそう言われると、胸の高鳴りが広がってくるけれど…
「私は抱きつかれたのはショックでした。私だって抱きつくのは甘えた時の1回しかないのに、触れられるのは心が痛かったですし、ムカッとしましたよ?」
「俺だって宝条さんが色んな男から好意を寄せられているのはムカつくけど」
「え〜、そんな人がいるんですか?」
こんな私に好意を寄せるって珍しいというか、他にも可愛い人だっているのにな。
「好意に気づいてないか…、でも亮二にだけは絶対に宝条さんを奪われたくない」
荒木さんの前髪で表情は分からないけれど、ストレートな気持ちは伝わるし、荒木さんが大きな両手で私の頬を優しく包む。
「さっき亮二とはどんな話しをしていた?」
「えっと、話はしていないです。私はずっと泣きながらいたので、三輪さんはずっと前でバイクを押して歩いていました。あ、でも…」
「でも?」
どうしよう、帽子を返そうとした時の事を言ってもいいのかな?
「ちゃんと話して欲しい」
「えっと…帽子を返そうとしたらー…という事をされました」
最後は小さい声で三輪さんから息を吹きかけられた事を荒木さんに話すと、荒木さんは溜め息を吐く。
「亮二の奴…」
「でもそれだけで…ひゃあ…」
荒木さんが私の右耳に顔を寄せて、右耳に唇を寄せてキスをすると、何度も啄んだり耳朶を甘噛みするので、体がビクッとする。
「あ、荒木さ…」
“ん”という言葉が続かないのは、ずっと啄んだキスが続いて口が上手く動かない。
「亮二より俺だけを見ていて」
「み、見ていま…す」
啄んだキスの嵐が止まり、荒木さんはおでこをコツんと合わせ、もう少しでお互いの唇が重なりそうな距離だ。
「宝条さんは?」
私は…私だって…
「四つ葉の誰よりも見ていて欲しいです」
「宝条さんしか見ていないし、安心して」
「ん…」
お互いの唇が重なって、私は荒木さんの白シャツをギュッと握るとゆっくりとベットに押し倒され、荒木さんが唇を離すと体を起こして、白シャツのボタンに指をかけて、2つ外す。
「前にここで言ったこと、覚えている?」
「覚えています」
前は一線を越えられなくて、その時の荒木さんが言った言葉は覚えているし、忘れるはずがない。
『次はもう止まらないし、大切に触れるから覚悟して』
この言葉が今ここで起ころうとしていて、怖いというよりも胸の高鳴りが全身から溢れ出そうで、それを抑えようとゴクッと唾を飲み込んだ。
「今からするのはきっと小説よりも現実は怖いかもしれないけど…、でも俺の想いを受け取って欲しいし、宝条さんの全てを俺にだけ見せて?」
あぁ…こんなにも想いを伝えてくれる人はこの先誰も現れないし、荒木さんしか…、私はゆっくりと両腕を荒木さんに向けて広げる。
「私の…、私の全ては荒木さんだけです」
「ありがとう」
荒木さんの顔がゆっくり近付いて、ベットの軋む音がギシッと鳴った。