スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
side荒木仁
高坂さんと藍山駅から電車を乗り継いで新幹線が停まる大きな駅に着き、やっぱ人がお多くてうんざりする。
高坂さんが慣れた手つきで新幹線の切符を購入し、1枚を俺に渡した。
「窓側を使っていいよ。俺は新聞を読みたいし、席を外す事があるかもしれないから通路側に座る」
「分かった」
「あっちで弁当を買おうよ。経費で落とすから豪華な奴にしちゃおうっかな」
「俺は普通に海苔弁にする」
高坂さんは小学生かよと思うくらいにはしゃぎながらお弁当をあーでもないこーでもないと言いながら決め、俺はシンプルな海苔弁と緑茶を買い、2人で新幹線のホームに移動して列車に乗った。
切符を見るとグリーン車で、自分が金を出すから豪勢にしたのか…、ボストンバックから文庫本を1冊を出してバックは棚に置き、ふかふかな椅子に座って前の席に取り付いている机を組み立て、文庫本と海苔弁とお茶を置く。
新幹線が走り出すと景色がビル群から住宅街、畑、また住宅街とどんどん切り替わり、トンネルに入ると高坂さんは椅子の背もたれの角度を倒して思いっきり欠伸をした。
「寝れば?」
「今から寝たら夜は寝れないし、橘のことも話したいし」
「話したくないって言ったけど」
「本当に橘に冷たいなぁ。本の事は分かるけど、勇気を出して告白したんだから冷たく返すのはどうかと思うよ」
勇気を出されても抱きつかれて真琴を傷つけたことは無かったことに出来ないし、高坂さんは俺達が付き合っているのも知らないから、そう思うんだろうな。
「この前も言ったけど、迷惑だし。これ以上俺に向こうが構ってくるなら、専務室に行かない」
俺はぷいっと顔を窓側に向ける。
「それは困るな。仁とゆっくり話せるのって四つ葉だと専務室だけだし、もうすぐ俺専属秘書の橘祐一が戻ってくるから我慢が出来ない?」
「出来ない」
俺は顔を高坂さんの方に向けてきっぱりと言い、緑茶を飲む。
「相当なお怒りで。しっかし橘も大胆だな、抱きつくなんて相当惚れている証拠だし、四つ葉の女性社員達はそこまでしてこなかっただろ」
「まだ騒ぐのはマシだと思ったけど、ああいうのもセクハラに該当しないの?」
「仁がそう思うならセクハラだし、処分をさせる?」
「高坂さんの判断で」
「親父には上手く俺から話すけど、祐一に話す時は仁が同席が良いんじゃない?」
「良いよ」
「こう言うのは早いほうが良いし、明日一美に会う前に時間を作るよ」
「一美との時間を削って、ご免」
「良いって。期間限定で雇っただけだから、いずれいなくなる奴にこれ以上時間を使うのって無駄だし、橘にも良い薬になるよ」
高坂さんはグリーン車に入ってきた車内販売員に手を上げると、車内販売員が飲み物のリストを見せる。
「ワインを飲みたいなぁ」
「まだ仕事中だし、ホテルで飲みなよ」
「ちぇっ、じゃあこの炭酸系の水を2つ」
「かしこまりました」
車内販売員が炭酸系の水を2つ差し出して、俺達はグラスを合わせた。
「あと1時間30分で着くから、弁当を食べようよ。こう時の幕の内って美味いんだよねぇ」
「夜はホテルの部屋で食べたい」
「良いかもね」
2人でお弁当を食べつつ腕時計を見ると、そろそろ真琴もお昼の時間か。
高坂さんと藍山駅から電車を乗り継いで新幹線が停まる大きな駅に着き、やっぱ人がお多くてうんざりする。
高坂さんが慣れた手つきで新幹線の切符を購入し、1枚を俺に渡した。
「窓側を使っていいよ。俺は新聞を読みたいし、席を外す事があるかもしれないから通路側に座る」
「分かった」
「あっちで弁当を買おうよ。経費で落とすから豪華な奴にしちゃおうっかな」
「俺は普通に海苔弁にする」
高坂さんは小学生かよと思うくらいにはしゃぎながらお弁当をあーでもないこーでもないと言いながら決め、俺はシンプルな海苔弁と緑茶を買い、2人で新幹線のホームに移動して列車に乗った。
切符を見るとグリーン車で、自分が金を出すから豪勢にしたのか…、ボストンバックから文庫本を1冊を出してバックは棚に置き、ふかふかな椅子に座って前の席に取り付いている机を組み立て、文庫本と海苔弁とお茶を置く。
新幹線が走り出すと景色がビル群から住宅街、畑、また住宅街とどんどん切り替わり、トンネルに入ると高坂さんは椅子の背もたれの角度を倒して思いっきり欠伸をした。
「寝れば?」
「今から寝たら夜は寝れないし、橘のことも話したいし」
「話したくないって言ったけど」
「本当に橘に冷たいなぁ。本の事は分かるけど、勇気を出して告白したんだから冷たく返すのはどうかと思うよ」
勇気を出されても抱きつかれて真琴を傷つけたことは無かったことに出来ないし、高坂さんは俺達が付き合っているのも知らないから、そう思うんだろうな。
「この前も言ったけど、迷惑だし。これ以上俺に向こうが構ってくるなら、専務室に行かない」
俺はぷいっと顔を窓側に向ける。
「それは困るな。仁とゆっくり話せるのって四つ葉だと専務室だけだし、もうすぐ俺専属秘書の橘祐一が戻ってくるから我慢が出来ない?」
「出来ない」
俺は顔を高坂さんの方に向けてきっぱりと言い、緑茶を飲む。
「相当なお怒りで。しっかし橘も大胆だな、抱きつくなんて相当惚れている証拠だし、四つ葉の女性社員達はそこまでしてこなかっただろ」
「まだ騒ぐのはマシだと思ったけど、ああいうのもセクハラに該当しないの?」
「仁がそう思うならセクハラだし、処分をさせる?」
「高坂さんの判断で」
「親父には上手く俺から話すけど、祐一に話す時は仁が同席が良いんじゃない?」
「良いよ」
「こう言うのは早いほうが良いし、明日一美に会う前に時間を作るよ」
「一美との時間を削って、ご免」
「良いって。期間限定で雇っただけだから、いずれいなくなる奴にこれ以上時間を使うのって無駄だし、橘にも良い薬になるよ」
高坂さんはグリーン車に入ってきた車内販売員に手を上げると、車内販売員が飲み物のリストを見せる。
「ワインを飲みたいなぁ」
「まだ仕事中だし、ホテルで飲みなよ」
「ちぇっ、じゃあこの炭酸系の水を2つ」
「かしこまりました」
車内販売員が炭酸系の水を2つ差し出して、俺達はグラスを合わせた。
「あと1時間30分で着くから、弁当を食べようよ。こう時の幕の内って美味いんだよねぇ」
「夜はホテルの部屋で食べたい」
「良いかもね」
2人でお弁当を食べつつ腕時計を見ると、そろそろ真琴もお昼の時間か。