スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
◇在庫室に閉じ込められました
何度もドアノブを回しても、うんともすんともなくて、まだ仕事中なのに!
用紙を床に置いてスマホで先輩達に掛けようともしたけど、手ぶらで会議室を出たから自分の状況って益々ヤバくない?まだ1階に四つ葉に残っている部署とか、誰かこの在庫室の前を通らないかな?
私は両手でドアをドン!ドン!と大きめな音を出すようにして、声も出してみよう!
「誰か…、誰かそこにいませんか?」
何度もドアを叩くけどシンー…としていて、うう…、視界が滲んで涙がボロボロと流れる。
何なの?!何でこんな目に遭わなきゃいけないのとムカつきも湧いてきて、何かドアを壊す物がないかキョロキョロするけど、壊せるような物が無いし、どうしよう、早く戻らないと原稿の清書が…。
もう一度、今度は握り拳でドアを叩き続け、声を出す。
誰か…、誰か気づいて!!と思いっきり両手に力を込めてバン!!と力を込めた。
い、痛い…、でもめげたら駄目だし、先輩の原稿を一刻も早く仕上げなきゃと、痛みに耐えながら何度もドアを叩き、声を出す。
「もう一度…」
思いっきりバン!と叩くと、ドアノブがガチャガチャと回される動きになり、誰かが見つけてくれた?
「あ、あの!誰かいますか?」
「新人のガキがどうしたんだよ」
「姫川編集長ですか?」
「私もいますよ!」
ああ、この声は九条さんだ!
「在庫室の鍵がかかっていて、出られないんです!」
「私、総務課に行ってきますね!」
ドアの外で走る音がして、良かった…これで出られるとホッとする。
「大変です、鍵が見当たらないです!」
「しっかり探したのかよ?」
「探しましたし、総務課達はいないし、予備の鍵があるか分かりません」
「とにかくドアを壊すしかなぇな、お前は3階のスポーツ部に状況を伝えてこい!」
「はい!」
「新人のガキも離れておけ!」
「は、はい」
また走る音が聞こえ、私はドアから距離を取り、在庫室のドアの外側から物凄い音とドアがガタッと揺れるけど、全然壊れる気配がない。
在庫室の外側からバタバタと足音が聞こえ、またドアが何度も軋む音がする。
「何かぶつけて壊してみる?」
「椅子にするか?」
田所副編集長と佐藤さんの声が聞こえ、良かった…、スポーツ部の先輩達が来てくれた。
「今から椅子をぶつけるから、宝条さんはもっと離れて」
「はい!」
佐藤さんの声に返事をして在庫室の奥側に来て、成り行きを見守り、ドアが徐々にガタッと開こうとしている。
「あと少しだな。もう一回、ぶつけるよ!」
ガン!っと音と衝撃があったけど、まだ開かない。
「あ〜、あと少しなのに」
「俺が蹴るんで、離れて下さい」
残念がっている佐藤さんの声に続いて、この声は水野先輩?!すると思いっきり衝撃音と一緒にドアがガタッと揺れて空間が生まれ、何度も揺れたと同時にようやくドアが全部開いて、はぁはぁと息を整える水野先輩や椅子を手に持っている佐藤さんや田所副編集長、そして涙目の九条さんとブスッとしている姫川編集長の姿が見えて、ああ…助かった…。
へなへなとその場に座ると九条さんが駆け寄り、私をギュッと抱きしめる。
「もう大丈夫ですから、大丈夫…」
「……い」
まだ両手が痛くて九条さんを抱きしめられなくて、九条さんの肩に顔を埋めて鼻を啜りながら泣き続ける。
「高坂さんに連絡が着いて、仁と一緒に直ぐに四つ葉に戻るって」
「分かった」
顔を上げると姫川編集長の側に水瀬編集長がいて、水瀬編集長も心配そうに私を見ているし、色んな人に迷惑をかけちゃったな。
「おい、田所」
「はい」
「この件は高坂と荒木に任せるから、お前は会議室に戻ってスポーツ部達を帰らせろ。九条はタウン情報部の所で新人のガキのケア、俺と水瀬は高坂達が来るまでロビーで待つぞ」
「良いよ。一旦ファッション部に伝えてくる」
「水野」
「何ですか?」
「良くやった」
姫川編集長が水野先輩の肩をポンと叩く。
「姫川編集長に褒められたの、初めてです」
「あぁ?褒めて悪ぃかよ」
「いいえ、ありがとうございます。宝条さんも無事で良かったし、次はドアを開けっ放しで入っておこうか」
「そうします」
「さ、タウン情報部に行きましょ?」
みんなそれぞれ移動し始め、私はタウン情報部のエリアにお邪魔させてもらう事になった。
用紙を床に置いてスマホで先輩達に掛けようともしたけど、手ぶらで会議室を出たから自分の状況って益々ヤバくない?まだ1階に四つ葉に残っている部署とか、誰かこの在庫室の前を通らないかな?
私は両手でドアをドン!ドン!と大きめな音を出すようにして、声も出してみよう!
「誰か…、誰かそこにいませんか?」
何度もドアを叩くけどシンー…としていて、うう…、視界が滲んで涙がボロボロと流れる。
何なの?!何でこんな目に遭わなきゃいけないのとムカつきも湧いてきて、何かドアを壊す物がないかキョロキョロするけど、壊せるような物が無いし、どうしよう、早く戻らないと原稿の清書が…。
もう一度、今度は握り拳でドアを叩き続け、声を出す。
誰か…、誰か気づいて!!と思いっきり両手に力を込めてバン!!と力を込めた。
い、痛い…、でもめげたら駄目だし、先輩の原稿を一刻も早く仕上げなきゃと、痛みに耐えながら何度もドアを叩き、声を出す。
「もう一度…」
思いっきりバン!と叩くと、ドアノブがガチャガチャと回される動きになり、誰かが見つけてくれた?
「あ、あの!誰かいますか?」
「新人のガキがどうしたんだよ」
「姫川編集長ですか?」
「私もいますよ!」
ああ、この声は九条さんだ!
「在庫室の鍵がかかっていて、出られないんです!」
「私、総務課に行ってきますね!」
ドアの外で走る音がして、良かった…これで出られるとホッとする。
「大変です、鍵が見当たらないです!」
「しっかり探したのかよ?」
「探しましたし、総務課達はいないし、予備の鍵があるか分かりません」
「とにかくドアを壊すしかなぇな、お前は3階のスポーツ部に状況を伝えてこい!」
「はい!」
「新人のガキも離れておけ!」
「は、はい」
また走る音が聞こえ、私はドアから距離を取り、在庫室のドアの外側から物凄い音とドアがガタッと揺れるけど、全然壊れる気配がない。
在庫室の外側からバタバタと足音が聞こえ、またドアが何度も軋む音がする。
「何かぶつけて壊してみる?」
「椅子にするか?」
田所副編集長と佐藤さんの声が聞こえ、良かった…、スポーツ部の先輩達が来てくれた。
「今から椅子をぶつけるから、宝条さんはもっと離れて」
「はい!」
佐藤さんの声に返事をして在庫室の奥側に来て、成り行きを見守り、ドアが徐々にガタッと開こうとしている。
「あと少しだな。もう一回、ぶつけるよ!」
ガン!っと音と衝撃があったけど、まだ開かない。
「あ〜、あと少しなのに」
「俺が蹴るんで、離れて下さい」
残念がっている佐藤さんの声に続いて、この声は水野先輩?!すると思いっきり衝撃音と一緒にドアがガタッと揺れて空間が生まれ、何度も揺れたと同時にようやくドアが全部開いて、はぁはぁと息を整える水野先輩や椅子を手に持っている佐藤さんや田所副編集長、そして涙目の九条さんとブスッとしている姫川編集長の姿が見えて、ああ…助かった…。
へなへなとその場に座ると九条さんが駆け寄り、私をギュッと抱きしめる。
「もう大丈夫ですから、大丈夫…」
「……い」
まだ両手が痛くて九条さんを抱きしめられなくて、九条さんの肩に顔を埋めて鼻を啜りながら泣き続ける。
「高坂さんに連絡が着いて、仁と一緒に直ぐに四つ葉に戻るって」
「分かった」
顔を上げると姫川編集長の側に水瀬編集長がいて、水瀬編集長も心配そうに私を見ているし、色んな人に迷惑をかけちゃったな。
「おい、田所」
「はい」
「この件は高坂と荒木に任せるから、お前は会議室に戻ってスポーツ部達を帰らせろ。九条はタウン情報部の所で新人のガキのケア、俺と水瀬は高坂達が来るまでロビーで待つぞ」
「良いよ。一旦ファッション部に伝えてくる」
「水野」
「何ですか?」
「良くやった」
姫川編集長が水野先輩の肩をポンと叩く。
「姫川編集長に褒められたの、初めてです」
「あぁ?褒めて悪ぃかよ」
「いいえ、ありがとうございます。宝条さんも無事で良かったし、次はドアを開けっ放しで入っておこうか」
「そうします」
「さ、タウン情報部に行きましょ?」
みんなそれぞれ移動し始め、私はタウン情報部のエリアにお邪魔させてもらう事になった。