スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
side荒木仁
お弁当を食べ終わり、文庫本を読み始め、俺の隣で座っている高坂さんは爆睡している。
市場調査とか言っているけどサボりたかったなんだなと思い、小さく溜め息を吐きながら読み続けた。
最近は読書に触れる機会が無かったから、こうして読む時間は嬉しくて、新しい言葉使いに目が行くとスマホで語源を調べたり、目的地に着くまで読書を堪能する。
車内アナウンスで目的地にまもなく到着する事が流れ、未だ爆睡している高坂さんの頭をバチンと叩いた。
「痛っ」
「着くから準備しなよ」
「ふぁあ、よく寝た」
高坂さんはだるそうに荷物を纏め、俺も棚からボストンバックを取って文庫本を中に入れ、新幹線の移動を終えて駅に降りると、周囲を歩く人からは方言が凄く、遠い場所に来たなと実感する。
駅舎を出てタクシーで一度ホテルに向かい、チェックインを済ませ、今回は別々でホッとしてそれぞれの部屋に入り、高坂さんとは1時間程後に合流することになったので、俺は取材の準備をしたく、ボストンバックをベットの上に置いて、中から取材に使う物を取り出した。
一眼カメラの充電を確認し、記憶媒体も残りの枚数に余裕があるし、撮影したいアングルを頭の中でイメージしてバックにしまう。
腕時計を見て、今頃会議室の皆は7月号に向けて頑張っているだろうし、真琴もどうしているだろうな。スマホのメッセージで何回かやり取りをしたし、早く明日になって帰りたい。
「そろそろ時間か」
バックを持って自分の部屋を出て高坂さんの部屋のドアをノックし、ドアが開かれると高坂さんもジャケットに着替えていて仕事モードに切り替えていて、2人でホテルを出る。
「取材と見学が終わったら連絡する」
「俺は5件の書店の目星をつけてるから、また後でな」
「ああ、また」
俺達はそれぞれの目的地に向かい、球宴が行われる野球施設に着くと受付場所で通行パスを受け取って、先ずは見学からだ。
見学エリアに行くと既に多くの報道陣がいて、熱心にノートを取っていたり、デジカメで撮影している人もいて、俺もA班の皆に情報を共有を出来るようにペンを持ってノートにどんどん書いていく。
注目選手も数人いるし、この球宴をもっと沢山の読書に届けたいから、7月号に載せる内容をイメージして持てる語彙力を書いていった。
一眼カメラの撮影も“Scoperta”の野球のページで載せイメージを膨らませながらボタンを押し続け、後で山田に送って反応を確かめよう。
液晶画面で確認し、うん、いい感じに撮れていて、満足度が高い。
取材も7月号に載せる内容の項目を相手に見せながら、一字一句聞き逃さないように録音機を使って選手の言葉を聞き、ホテルに戻ったら聞き返そう。
6人程の取材を終えて、腕時計を確認したら午後5時50分で、一度高坂さんと合流するかと思い、取材エリアを離れて静かな場所でスマホの画面をタップして、高坂さんに電話をかけると3コールで繋がった。
「終わった」
『オッケ~。こっちもいい感じに収穫が出来て、スポーツ雑誌やファッション雑誌も買えた』
「俺もホテルに戻ったらノートと写真を見て」
『良いよ。楽しみにしてるから、ホテルに戻るぞ』
「ああ」
通話を終えて受付で通行パスを返却をして、野球施設を出てホテルに戻った。
朝から移動をしていたし、ホテルのシャワーを浴びてリセットしよう。
ホテルの部屋に入り、バックをベットの上に置いて、上の服を脱いでふぅと息を吐いて風呂場に行き、ユニットバスだからお湯をはれないか…、仕方ないなと入浴の準備をしようとしたら、ドアがドンドンと叩かれる音が聞こえ、高坂さんか?
俺は風呂場から出てドアに向かうと、ずっとドアを叩かれていて煩い。
ドアを開けると高坂さんの表情が思い詰めていて、手にはスマホが握られている。
「今から四つ葉に戻るぞ」
「どうして?」
「水瀬から連絡が来て、宝条さんが在庫室に閉じ込められた」
「え…」
俺は突然のことに、え…としか言えなかった。
お弁当を食べ終わり、文庫本を読み始め、俺の隣で座っている高坂さんは爆睡している。
市場調査とか言っているけどサボりたかったなんだなと思い、小さく溜め息を吐きながら読み続けた。
最近は読書に触れる機会が無かったから、こうして読む時間は嬉しくて、新しい言葉使いに目が行くとスマホで語源を調べたり、目的地に着くまで読書を堪能する。
車内アナウンスで目的地にまもなく到着する事が流れ、未だ爆睡している高坂さんの頭をバチンと叩いた。
「痛っ」
「着くから準備しなよ」
「ふぁあ、よく寝た」
高坂さんはだるそうに荷物を纏め、俺も棚からボストンバックを取って文庫本を中に入れ、新幹線の移動を終えて駅に降りると、周囲を歩く人からは方言が凄く、遠い場所に来たなと実感する。
駅舎を出てタクシーで一度ホテルに向かい、チェックインを済ませ、今回は別々でホッとしてそれぞれの部屋に入り、高坂さんとは1時間程後に合流することになったので、俺は取材の準備をしたく、ボストンバックをベットの上に置いて、中から取材に使う物を取り出した。
一眼カメラの充電を確認し、記憶媒体も残りの枚数に余裕があるし、撮影したいアングルを頭の中でイメージしてバックにしまう。
腕時計を見て、今頃会議室の皆は7月号に向けて頑張っているだろうし、真琴もどうしているだろうな。スマホのメッセージで何回かやり取りをしたし、早く明日になって帰りたい。
「そろそろ時間か」
バックを持って自分の部屋を出て高坂さんの部屋のドアをノックし、ドアが開かれると高坂さんもジャケットに着替えていて仕事モードに切り替えていて、2人でホテルを出る。
「取材と見学が終わったら連絡する」
「俺は5件の書店の目星をつけてるから、また後でな」
「ああ、また」
俺達はそれぞれの目的地に向かい、球宴が行われる野球施設に着くと受付場所で通行パスを受け取って、先ずは見学からだ。
見学エリアに行くと既に多くの報道陣がいて、熱心にノートを取っていたり、デジカメで撮影している人もいて、俺もA班の皆に情報を共有を出来るようにペンを持ってノートにどんどん書いていく。
注目選手も数人いるし、この球宴をもっと沢山の読書に届けたいから、7月号に載せる内容をイメージして持てる語彙力を書いていった。
一眼カメラの撮影も“Scoperta”の野球のページで載せイメージを膨らませながらボタンを押し続け、後で山田に送って反応を確かめよう。
液晶画面で確認し、うん、いい感じに撮れていて、満足度が高い。
取材も7月号に載せる内容の項目を相手に見せながら、一字一句聞き逃さないように録音機を使って選手の言葉を聞き、ホテルに戻ったら聞き返そう。
6人程の取材を終えて、腕時計を確認したら午後5時50分で、一度高坂さんと合流するかと思い、取材エリアを離れて静かな場所でスマホの画面をタップして、高坂さんに電話をかけると3コールで繋がった。
「終わった」
『オッケ~。こっちもいい感じに収穫が出来て、スポーツ雑誌やファッション雑誌も買えた』
「俺もホテルに戻ったらノートと写真を見て」
『良いよ。楽しみにしてるから、ホテルに戻るぞ』
「ああ」
通話を終えて受付で通行パスを返却をして、野球施設を出てホテルに戻った。
朝から移動をしていたし、ホテルのシャワーを浴びてリセットしよう。
ホテルの部屋に入り、バックをベットの上に置いて、上の服を脱いでふぅと息を吐いて風呂場に行き、ユニットバスだからお湯をはれないか…、仕方ないなと入浴の準備をしようとしたら、ドアがドンドンと叩かれる音が聞こえ、高坂さんか?
俺は風呂場から出てドアに向かうと、ずっとドアを叩かれていて煩い。
ドアを開けると高坂さんの表情が思い詰めていて、手にはスマホが握られている。
「今から四つ葉に戻るぞ」
「どうして?」
「水瀬から連絡が来て、宝条さんが在庫室に閉じ込められた」
「え…」
俺は突然のことに、え…としか言えなかった。