スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
side荒木仁
真琴がお母さんに連れられて和室を出て行くと、真琴のお父さんは静かにお茶を飲み、机の上に湯飲みを置く。
「大事な1人娘なんで、厳しく言うのは分かって下さい」
「承知しています」
「真琴は…きちんと皆さんと仕事をしていますか?読者から作る側になりましたが、スポーツなんて学生の体育でしか触れた事がないので、本当にスポーツ初心者ですよ」
「その辺りは荒木と、スポーツ部の皆の声を聞いて下さい。な、荒木」
高坂さんが俺に話しをバトンタッチをし、俺は高坂さんに顔を向けて頷き、改めて前を向く。
「正直、高坂からスポーツ部を志望している人物がいると聞き、宝条さんのことを聞くまでは最初は直ぐに挫折して退職をするだろうと思いました。ですがー…」
俺はそこから面接で真琴がスポーツ部を志望した理由…、入社後の真琴の勤務態度、そしてスポーツ部の皆との関わり合いで起きた出来事や、“休刊”の話題が出た時に真っ先に真琴が反対の意見を言い、皆もそれに刺激され高坂さんからのノルマ3ヶ月のことをクリアしようと奮闘していることを話した。
「もし宝条さんのご家族がよろしければ、部下達からのビデオ電話の言葉を聞いて下さいませんか?」
すると真琴のお母さんが和室に戻ってきて、お父さんの隣に座る。
「真琴は自分の部屋で、これから1週間で自分のことをやろうとしているわ」
「そうか…、荒木編集長の部下が真琴のことを話したいんだって」
「あら、良いじゃない」
「では俺の電話を使います」
真琴のお母さんは好意的になっており、俺はスマホを取り出して田所に電話を掛けて、ビデオ電話が出来るように画面を拡大した。
「田所さ、宝条さんの仕事ぶりを伝えて」
『勿論です!初めまして田所です!宝条さんは…』
そこから田所、中畑、佐藤の順で画面越しに宝条さんのことを話してもらい、通話を終えてスマホを自分のバックに閉まった。
「荒木編集長やスポーツ部の皆さんのお話は分かりました。後は、真琴がこの1週間でどう過ごして行くかを見させて下さい」
「娘をこんなにも気にかけてくれて、ありがとうございます」
ご両親は俺達に深く頭を下げて、ゆっくりと上げた。
「母さん、お寿司の出前をとってくれるか」
「勿論。美味しいお寿司を頼みますし、さっ、お2人も足を崩して下さいね」
「お構いなく。折角のご家族の時間を邪魔しては申し訳無いですし、秘書を待たせてますので」
高坂さんがご両親の申し出を断るけど、真琴のお父さんは高坂さんの両肩に手を置く。
「ここは是非。雑誌のお話をいっぱい聞かせて下さい。本当に素晴らしい雑誌に真琴が携わっているのが嬉しいですし、最近はお酒を飲める相手がいないので寂しいんですよ」
「そうですね…」
「………」
真琴のお父さんの申し出に高坂さんが俺の方に顔を向けたので、ここは申し出を受けた方が良いと思い、俺は黙って頷いた。
「分かりました。一度秘書に連絡をさせて下さい」
「ありがとうございます。荒木編集長はビールですか?それとも日本酒ですか?あ、真琴も呼ばないといけないな」
「えっと…」
「お父さんってば、落ち着きなさいよ。真琴を呼んで来ますし、私も久しぶりに玉子焼きを作ろうかしら」
なんだか夕飯をご馳走されそうになり、水瀬が言っていた『お酒なんて1杯だけしか喉が通らないよ』がこれから起ころうとしていて、ご両親に気づかれないように小さく息を吐いた。
真琴がお母さんに連れられて和室を出て行くと、真琴のお父さんは静かにお茶を飲み、机の上に湯飲みを置く。
「大事な1人娘なんで、厳しく言うのは分かって下さい」
「承知しています」
「真琴は…きちんと皆さんと仕事をしていますか?読者から作る側になりましたが、スポーツなんて学生の体育でしか触れた事がないので、本当にスポーツ初心者ですよ」
「その辺りは荒木と、スポーツ部の皆の声を聞いて下さい。な、荒木」
高坂さんが俺に話しをバトンタッチをし、俺は高坂さんに顔を向けて頷き、改めて前を向く。
「正直、高坂からスポーツ部を志望している人物がいると聞き、宝条さんのことを聞くまでは最初は直ぐに挫折して退職をするだろうと思いました。ですがー…」
俺はそこから面接で真琴がスポーツ部を志望した理由…、入社後の真琴の勤務態度、そしてスポーツ部の皆との関わり合いで起きた出来事や、“休刊”の話題が出た時に真っ先に真琴が反対の意見を言い、皆もそれに刺激され高坂さんからのノルマ3ヶ月のことをクリアしようと奮闘していることを話した。
「もし宝条さんのご家族がよろしければ、部下達からのビデオ電話の言葉を聞いて下さいませんか?」
すると真琴のお母さんが和室に戻ってきて、お父さんの隣に座る。
「真琴は自分の部屋で、これから1週間で自分のことをやろうとしているわ」
「そうか…、荒木編集長の部下が真琴のことを話したいんだって」
「あら、良いじゃない」
「では俺の電話を使います」
真琴のお母さんは好意的になっており、俺はスマホを取り出して田所に電話を掛けて、ビデオ電話が出来るように画面を拡大した。
「田所さ、宝条さんの仕事ぶりを伝えて」
『勿論です!初めまして田所です!宝条さんは…』
そこから田所、中畑、佐藤の順で画面越しに宝条さんのことを話してもらい、通話を終えてスマホを自分のバックに閉まった。
「荒木編集長やスポーツ部の皆さんのお話は分かりました。後は、真琴がこの1週間でどう過ごして行くかを見させて下さい」
「娘をこんなにも気にかけてくれて、ありがとうございます」
ご両親は俺達に深く頭を下げて、ゆっくりと上げた。
「母さん、お寿司の出前をとってくれるか」
「勿論。美味しいお寿司を頼みますし、さっ、お2人も足を崩して下さいね」
「お構いなく。折角のご家族の時間を邪魔しては申し訳無いですし、秘書を待たせてますので」
高坂さんがご両親の申し出を断るけど、真琴のお父さんは高坂さんの両肩に手を置く。
「ここは是非。雑誌のお話をいっぱい聞かせて下さい。本当に素晴らしい雑誌に真琴が携わっているのが嬉しいですし、最近はお酒を飲める相手がいないので寂しいんですよ」
「そうですね…」
「………」
真琴のお父さんの申し出に高坂さんが俺の方に顔を向けたので、ここは申し出を受けた方が良いと思い、俺は黙って頷いた。
「分かりました。一度秘書に連絡をさせて下さい」
「ありがとうございます。荒木編集長はビールですか?それとも日本酒ですか?あ、真琴も呼ばないといけないな」
「えっと…」
「お父さんってば、落ち着きなさいよ。真琴を呼んで来ますし、私も久しぶりに玉子焼きを作ろうかしら」
なんだか夕飯をご馳走されそうになり、水瀬が言っていた『お酒なんて1杯だけしか喉が通らないよ』がこれから起ころうとしていて、ご両親に気づかれないように小さく息を吐いた。