スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
◆自宅待機:5日目ー2(荒木編集長の入院)
私は警察の人に自分が見た所までを話し、警察の人はメモに聞いたことをペンで走らせ、静かにメモを閉じた。
「カメラマンと四つ葉の役員の方もお話を伺えていますので、もう大丈夫です。お帰りになって下さい」
「はい…」
「じゃあ、仁君の所に行こうか」
警察の人に頭を下げて秘書の橘さんに付き添われ、私はとぼとぼと廊下を歩くと、以前お世話になった高坂専務の知り合いの医師に会った。
「ひとまず呼吸も安定しているし、大事をとって明後日の午前中に退院でとご家族に説明しました」
「ありがとうございます」
私は医師にお礼を伝え、また歩き、一美さんと三斗さんがある部屋のドアの前で立っていて、ドアの表札には『510号室:荒木仁』と手書きの名札がささっていて、そう、仁さんはプール内の飛び込み台から落下し、水の中に落ちてしまったのだ。
私は高坂専務と三輪さんの反応に振り返ろうとしたけれど、三輪さんの抱きつかれて落下した過程は分からないけれど、その後は大きな水の音や助けを呼ぶ声、救急車の音などで状況が分かり、救急車が到着するまではずっと泣き続け、仁さんは以前私がお世話になった病院に搬送され、処置をして、今にいたり、時刻は夕方の午後5時になる。
どうしよう、部屋に入って仁さんの様子をみたいけど、どんな顔で会っていいか…、会ったらホッとして泣いてしまいそうで、足が一歩も動かない。
「兄ちゃんに会う?」
「正直、どんな顔でいればいいか分からないです」
「だよね。今日は俺が面会の終了時間までいるし、姉ちゃんは?」
「実家に戻ってお父さん達に話すわ。仁の荷物は私がシェアハウスに持って帰るし、着替えも部屋から取り出すわ。祐一君は?」
「稔が井上監督と練習施設で話を終わったあとここに来るけど、一旦宝条さんを実家まで送ったらここにに戻る」
「そうね、私が言うのも変だけど、宝条さんをお願いね」
「任せて。宝条さん、行こうか」
「はい…、あ、あの!」
私は三斗さんと一美さんに顔を向け、今は部屋に入ってくよくよした顔なんて仁さんには見せれないから…。
「荒木編集長が目を覚ましたら、私は平気ですって言ってください!インタビューの原稿を書き直すので、採点をもう一度お願いしますと伝えて下さい!」
私は自分の両手をそれぞれギュッと握り、一美さん達にそう告げた。
「うん、いい顔してる。今日は三斗に任せるし、退院したら仁の頭に左手をお見舞いするから、任せてね」
「お、お願いします」
一美さんは満面の笑みで左手を数回素振りしていて、本当にやりそう…、私は2人に頭を下げて橘さんと一緒に病院を出て、駐車場に向かう。
「実家まで電車で帰れますけど、送っていただいて良いんですか?」
「良いよ。1人で帰らせると、後で仁君に怒られるし、さっ、助手席でいいからどうぞ」
そういえば橘さんってどうして“荒木編集長”と呼ばずに下の名前で呼ぶんだろう?と思っていたら、助手席のドアを開かれたので、失礼しますと言い、助手席に乗ったら、橘さんも運転席に座り、車が静かに走り出す。
「この間、宝条さんの自宅に稔達が泊まったでしょ?」
「はい、泊まりました。あの、稔って高坂専務のことですよね?橘さんと高坂専務と荒木編集長のご関係って…」
「ああ、そこから話した方が良いよね。俺と高坂稔は大学1年で出会って、そこで仁君のお姉さんと知り合って、その流れで仁君本人に出会ってさ、仁君とはとても長い付き合いだね」
橘さんは運転をしながら、懐かしそうに話しをする。
「話しを戻すけど泊まった日、実は仁君から宝条さんとの関係を本人の口から聞いたんだ。安心して。僕は他に口外はしないし、仁君が宝条さんの事をとても大切に想っていることは凄く伝わったし、もしこれから仁君の事で何かあったら相談に乗るよ」
仁さんが私達の事を第三者に話すのって相当橘さんを信頼しているんだ…、それと私の事をとても大切にって…。
「まだ私達の事を第三者に話してないので、荒木編集長が橘さんに話しをしていたのは驚きです」
「稔も知らないから、俺は人望だなって嬉しかったよ」
橘さんがハハッって笑い、私もつられそうになる。
「もうすぐ実家につくね。自宅待機は後2日もあるけど、仁君のお見舞いに行きたければ迎えに来るよ?」
本当はお見舞いに行きたいけど…。
「今はインタビューの原稿を書き直して、荒木編集長に採点をしてもらいたいので、完成させたら連絡をしても良いですか?」
「良いよ。実家に着いたら、連絡先を交換しようか」
「はい!」
私は橘さんに顔を向け、力いっぱいの返事をする。
そして自宅に着き、橘さんと連絡先を交換し、橘さんは車を運転して走り去り、よし!先ずはインタビューの原稿を書き直す所からだ!!両手で頬をペチン!と叩いて、実家の玄関を開けた。
仁さんは今頃病室でゆっくり休めているかな?
「カメラマンと四つ葉の役員の方もお話を伺えていますので、もう大丈夫です。お帰りになって下さい」
「はい…」
「じゃあ、仁君の所に行こうか」
警察の人に頭を下げて秘書の橘さんに付き添われ、私はとぼとぼと廊下を歩くと、以前お世話になった高坂専務の知り合いの医師に会った。
「ひとまず呼吸も安定しているし、大事をとって明後日の午前中に退院でとご家族に説明しました」
「ありがとうございます」
私は医師にお礼を伝え、また歩き、一美さんと三斗さんがある部屋のドアの前で立っていて、ドアの表札には『510号室:荒木仁』と手書きの名札がささっていて、そう、仁さんはプール内の飛び込み台から落下し、水の中に落ちてしまったのだ。
私は高坂専務と三輪さんの反応に振り返ろうとしたけれど、三輪さんの抱きつかれて落下した過程は分からないけれど、その後は大きな水の音や助けを呼ぶ声、救急車の音などで状況が分かり、救急車が到着するまではずっと泣き続け、仁さんは以前私がお世話になった病院に搬送され、処置をして、今にいたり、時刻は夕方の午後5時になる。
どうしよう、部屋に入って仁さんの様子をみたいけど、どんな顔で会っていいか…、会ったらホッとして泣いてしまいそうで、足が一歩も動かない。
「兄ちゃんに会う?」
「正直、どんな顔でいればいいか分からないです」
「だよね。今日は俺が面会の終了時間までいるし、姉ちゃんは?」
「実家に戻ってお父さん達に話すわ。仁の荷物は私がシェアハウスに持って帰るし、着替えも部屋から取り出すわ。祐一君は?」
「稔が井上監督と練習施設で話を終わったあとここに来るけど、一旦宝条さんを実家まで送ったらここにに戻る」
「そうね、私が言うのも変だけど、宝条さんをお願いね」
「任せて。宝条さん、行こうか」
「はい…、あ、あの!」
私は三斗さんと一美さんに顔を向け、今は部屋に入ってくよくよした顔なんて仁さんには見せれないから…。
「荒木編集長が目を覚ましたら、私は平気ですって言ってください!インタビューの原稿を書き直すので、採点をもう一度お願いしますと伝えて下さい!」
私は自分の両手をそれぞれギュッと握り、一美さん達にそう告げた。
「うん、いい顔してる。今日は三斗に任せるし、退院したら仁の頭に左手をお見舞いするから、任せてね」
「お、お願いします」
一美さんは満面の笑みで左手を数回素振りしていて、本当にやりそう…、私は2人に頭を下げて橘さんと一緒に病院を出て、駐車場に向かう。
「実家まで電車で帰れますけど、送っていただいて良いんですか?」
「良いよ。1人で帰らせると、後で仁君に怒られるし、さっ、助手席でいいからどうぞ」
そういえば橘さんってどうして“荒木編集長”と呼ばずに下の名前で呼ぶんだろう?と思っていたら、助手席のドアを開かれたので、失礼しますと言い、助手席に乗ったら、橘さんも運転席に座り、車が静かに走り出す。
「この間、宝条さんの自宅に稔達が泊まったでしょ?」
「はい、泊まりました。あの、稔って高坂専務のことですよね?橘さんと高坂専務と荒木編集長のご関係って…」
「ああ、そこから話した方が良いよね。俺と高坂稔は大学1年で出会って、そこで仁君のお姉さんと知り合って、その流れで仁君本人に出会ってさ、仁君とはとても長い付き合いだね」
橘さんは運転をしながら、懐かしそうに話しをする。
「話しを戻すけど泊まった日、実は仁君から宝条さんとの関係を本人の口から聞いたんだ。安心して。僕は他に口外はしないし、仁君が宝条さんの事をとても大切に想っていることは凄く伝わったし、もしこれから仁君の事で何かあったら相談に乗るよ」
仁さんが私達の事を第三者に話すのって相当橘さんを信頼しているんだ…、それと私の事をとても大切にって…。
「まだ私達の事を第三者に話してないので、荒木編集長が橘さんに話しをしていたのは驚きです」
「稔も知らないから、俺は人望だなって嬉しかったよ」
橘さんがハハッって笑い、私もつられそうになる。
「もうすぐ実家につくね。自宅待機は後2日もあるけど、仁君のお見舞いに行きたければ迎えに来るよ?」
本当はお見舞いに行きたいけど…。
「今はインタビューの原稿を書き直して、荒木編集長に採点をしてもらいたいので、完成させたら連絡をしても良いですか?」
「良いよ。実家に着いたら、連絡先を交換しようか」
「はい!」
私は橘さんに顔を向け、力いっぱいの返事をする。
そして自宅に着き、橘さんと連絡先を交換し、橘さんは車を運転して走り去り、よし!先ずはインタビューの原稿を書き直す所からだ!!両手で頬をペチン!と叩いて、実家の玄関を開けた。
仁さんは今頃病室でゆっくり休めているかな?