スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
ルーズリーフに走らせたペンを置いて、ふぅっと息を吐く。
自分の部屋の時計の針が午後7時40分で、そろそろご飯を食べに1階に降りようかな?
部屋を出て1階に降りて、リビングに入るとお母さん達は夕飯を食べ終えていたので、私はキッチンに行って雑炊を作り始め、食器棚からお椀を取り出し、雑炊を注いでリビングに行く。
黙々と食べていると、テレビでは野球の試合が放送されていて、“社会科見学”で見に行った球団が試合をしていて、その時の仁さんの解説がとても良くて、楽しめながら見れー…
「どうしたの?」
「ご…ご免…、実はね、今日の見学でー…」
私はいつの間にか泣いていたのか、お母さんが心配そうに声をかけ、私はシンクロの見学で起きた事を話した。
「実際はこの目で見ていないけど、周りの声で落ちたって分かって…、幸い大きな怪我はしていないから安静にって事で明後日の月曜の午前中に退院だって」
「まぁ…高い所だったのに骨折はしていなくて良かった?と言っていいのかしら」
「水であっても、高い所からだったし、痛かっただろうな」
「救急車が来るまで全身がびしょ濡れだったし、風邪とか引いてなければ良いかなって思う」
「お見舞いはどうするの?」
「今ね、インタビューの原稿を書いていて、それを荒木編集長に採点をしてもらいたいから、それを書き終えるまでは我慢する」
「真琴がそうしたいなら書き終えなさい。退院して落ち着いたらお父さんもお酒を飲みたいし、6月号の話しを聞かせて欲しいと伝えてくれ」
「うん!」
お父さんもお母さんも仁さんのことを気にかけてくれて嬉しいし、尚更原稿を頑張って書き終えて、仁さんに採点をして貰おう!
私はバクッと雑炊を食べ、食器を洗って自分の部屋へ戻っていった。
自分の部屋に戻るとスマホの画面が明るくなっていて、なんだろうとタップしたらメッセージを受け取っていたので開くと、仁さんからだったので、速攻で開く。
『今は点滴を終えて横になっている』
仁さん…、私は震える指でキーボードをタップする。
『落ちている所は見てませんが、心配しましたよ』
『ご免』
『今は高坂専務からダメ出しされたインタビューの原稿を、イチからやり直しをしています!』
『高坂さんは厳しかっただろ?』
『はい。でもインタビュー前で良かったです』
『俺も何度もやり直しをしたから、真琴もめげないで』
『はい!書き終えたら採点をお願いします!』
『良いよ』
仁さんとメッセージのやり取りは会っている時と同じで、採点をしてもらうために頑張ろう。
『そういえば救急車に運ばれる前、真琴が俺の側に来た時、何て言った?』
「うっ…」
仁さんは覚えてないんだ…、私はキーボードの画面をタップする。
『秘密です』
送信したら、あれ?既読にはなったけど返事が…、でもあの言葉をもう一度言うのは恥ずかしいと思いながら、その時を思い出す。
「救急隊員が来るまでだぞ」
三輪さんが気を使ってくれて、私は仁さんの側に駆け寄って側にしゃがむ。
「仁さん…」
プールサイド内に私と仁さんしかいないから、下の名前で呼びかける。
全身がびしょ濡れで、救急隊員が人工呼吸や心臓マッサージをしていたので白シャツはビリビリと破かれて、肌色の胸板が見え、髪は濡れていて、普段前髪で見えない表情がよく見えて、瞼は閉じられたまま。
このまま目が覚めなかったらあのシェアハウスに1人ボッチになるし、まだ仁さんから編集の全てを教わってない…、だから…
「1人にしないで下さい…」
すると仁さんの瞼がゆっくりと開き、震えながら大きな右手が私の頭に置かれた。
「真…琴…?」
「仁さん!」
私が呼びかけると、いつものようにフッと笑うけど、まだ力なくてすぐ笑みが終わったので、私は顔を少し近づける。
「回復したら、いっぱい甘えますからね」
「………」
仁さんは返事することなく、瞼が閉じられ、頭に置かれた手がするって落ち、その後はストレッチャーに運ばれたのだった。
だから最後の『いっぱい甘えますからね』はもう一度言うのは恥ずかしいし、ぜーったい秘密にしておこうっと。
自分の部屋の時計の針が午後7時40分で、そろそろご飯を食べに1階に降りようかな?
部屋を出て1階に降りて、リビングに入るとお母さん達は夕飯を食べ終えていたので、私はキッチンに行って雑炊を作り始め、食器棚からお椀を取り出し、雑炊を注いでリビングに行く。
黙々と食べていると、テレビでは野球の試合が放送されていて、“社会科見学”で見に行った球団が試合をしていて、その時の仁さんの解説がとても良くて、楽しめながら見れー…
「どうしたの?」
「ご…ご免…、実はね、今日の見学でー…」
私はいつの間にか泣いていたのか、お母さんが心配そうに声をかけ、私はシンクロの見学で起きた事を話した。
「実際はこの目で見ていないけど、周りの声で落ちたって分かって…、幸い大きな怪我はしていないから安静にって事で明後日の月曜の午前中に退院だって」
「まぁ…高い所だったのに骨折はしていなくて良かった?と言っていいのかしら」
「水であっても、高い所からだったし、痛かっただろうな」
「救急車が来るまで全身がびしょ濡れだったし、風邪とか引いてなければ良いかなって思う」
「お見舞いはどうするの?」
「今ね、インタビューの原稿を書いていて、それを荒木編集長に採点をしてもらいたいから、それを書き終えるまでは我慢する」
「真琴がそうしたいなら書き終えなさい。退院して落ち着いたらお父さんもお酒を飲みたいし、6月号の話しを聞かせて欲しいと伝えてくれ」
「うん!」
お父さんもお母さんも仁さんのことを気にかけてくれて嬉しいし、尚更原稿を頑張って書き終えて、仁さんに採点をして貰おう!
私はバクッと雑炊を食べ、食器を洗って自分の部屋へ戻っていった。
自分の部屋に戻るとスマホの画面が明るくなっていて、なんだろうとタップしたらメッセージを受け取っていたので開くと、仁さんからだったので、速攻で開く。
『今は点滴を終えて横になっている』
仁さん…、私は震える指でキーボードをタップする。
『落ちている所は見てませんが、心配しましたよ』
『ご免』
『今は高坂専務からダメ出しされたインタビューの原稿を、イチからやり直しをしています!』
『高坂さんは厳しかっただろ?』
『はい。でもインタビュー前で良かったです』
『俺も何度もやり直しをしたから、真琴もめげないで』
『はい!書き終えたら採点をお願いします!』
『良いよ』
仁さんとメッセージのやり取りは会っている時と同じで、採点をしてもらうために頑張ろう。
『そういえば救急車に運ばれる前、真琴が俺の側に来た時、何て言った?』
「うっ…」
仁さんは覚えてないんだ…、私はキーボードの画面をタップする。
『秘密です』
送信したら、あれ?既読にはなったけど返事が…、でもあの言葉をもう一度言うのは恥ずかしいと思いながら、その時を思い出す。
「救急隊員が来るまでだぞ」
三輪さんが気を使ってくれて、私は仁さんの側に駆け寄って側にしゃがむ。
「仁さん…」
プールサイド内に私と仁さんしかいないから、下の名前で呼びかける。
全身がびしょ濡れで、救急隊員が人工呼吸や心臓マッサージをしていたので白シャツはビリビリと破かれて、肌色の胸板が見え、髪は濡れていて、普段前髪で見えない表情がよく見えて、瞼は閉じられたまま。
このまま目が覚めなかったらあのシェアハウスに1人ボッチになるし、まだ仁さんから編集の全てを教わってない…、だから…
「1人にしないで下さい…」
すると仁さんの瞼がゆっくりと開き、震えながら大きな右手が私の頭に置かれた。
「真…琴…?」
「仁さん!」
私が呼びかけると、いつものようにフッと笑うけど、まだ力なくてすぐ笑みが終わったので、私は顔を少し近づける。
「回復したら、いっぱい甘えますからね」
「………」
仁さんは返事することなく、瞼が閉じられ、頭に置かれた手がするって落ち、その後はストレッチャーに運ばれたのだった。
だから最後の『いっぱい甘えますからね』はもう一度言うのは恥ずかしいし、ぜーったい秘密にしておこうっと。